家えらびのこと、お金のこと、土地のこと・・・
なかなか計画が前に進まない方も多いのではないでしょうか?
「家づくり入門」はさまざまな素朴な疑問をわかりやすく解説していきます。
長い目で見る住宅ローンの“損得勘定”
住宅ローンは一般的に35年の長い歳月をかけて支払うもの。支払い回数は35年×12ヶ月=420回にもなります。だから、月々の支払い額を1,000円上乗せすると、「35年でトータル42万円(利息含む)の資金プラスができる」とも考えられます。家づくりでは、予算や支払いなど目先の数字の損得に追われがちですが、長い目で見て、理想の住まいや、希望の暮らし方を長期的なローン返済でとらえなおすと、金額だけで諦めていたオプションにも手が届く……そんな選択肢が見えてくることもあります。

「家づくりの資金」の種類と、「支払い」の考え方
家づくりには、土地の購入費用や建物本体の工事費用はもちろん、家具、家電、その他諸経費、引越し費用に至るまで、さまざまなお金が必要になり、その額は大きなものとなります。これらの費用に充てられるのは「貯蓄(自己資金)」「銀行ローン」「両親等からの資金援助」の3種類のみ。
重要なのは「いくら借りられるか」ではなく、「いくらなら無理なく返せるか?」を考えること。借りられる金額ギリギリまで借りて高い家を建てても、暮らしにゆとりがなくなったら意味がありません。
「安全に返済できる予算」を考え、そこから建物とその他の費用を差し引き、残ったお金を土地購入に充てる。これが安心感のある資金調達の基本です。

比較で考える家づくりの「お金」と「タイミング」
「家はすぐにほしい!でも、もっと頭金を貯めてから・・・」と考える人は多いと思います。
でも、「損」と「得」で考えていくと、意外な正解が見えてくるんです。

貯金の月額3万円/現在の家賃8万円/ローンの支払い8万円で比較

頭金の貯金をせずにローンの支払いを開始するので借入金は減らず、総額も貯金した場合と比べて利息分で96万円ほど増えます。しかし、5年分の家賃=払っても財産にならないお金を支払わず、全て新しい家の資金に回すため、家賃分の損がなく、ローンの完済も早まります。また、貯金した場合と比べて、毎月の「使えないお金」も少なくて済むので、暮らしのゆとりも変わってきます。

5年間の貯金で頭金180万円分を借入金から減らすことができるので、金利2.5%で計算して利息を足すと支払額では約270万円に相当する「得」になります。ただ、一方で5年間の家賃は480万円にものぼります。この家賃は「財産」として残ることはないため、トータルで210万円分「損」をすることに。
また、5年間は3万円の貯金+8万円の家賃=11万円が「使えないお金」になるので、その分、生活へのの負担も重くなります。
家の値段と、総支払額を理解するためのポイント

ZERO-CUBEは「1,000万円からはじめる、新しい家づくりのカタチ」を実現した規格住宅。でも、この「1,000万円」はあくまでも、「本体価格」=標準仕様の建物の値段を意味する価格。土地代は含まれていません。また、家を建てる土地によって、地域、気候、地形などの環境条件が変わるため、付帯工事や外構工事、諸費用が別途必要になります。でも、「本体価格」が明快なら、総額の把握もわかりやすくなるんです。
実はZERO-CUBEが多くのお客様に評価されているのは、単純に「価格がお得だから」というだけでなく、「必要な費用がわかりやすくて、予算計画が立てやすい」という点も大きな要因となっているんです。
シミュレーションで理解する、ローンの仕組みと返済イメージ
住宅ローンを組んで、返済していく……
これから家づくりに挑戦する人にとってはその全てが未知の体験になるはず。
まずは具体的なシミュレーションを見て、しっかり理解しておきましょう。
家づくりの資金をイメージするポイントは「家づくりに使えるお金=土地・建物総額」と、
月々の負担と返し方、そして利息を含めた支払総額のとのバランスをしっかり把握することにあります。

上記の図の場合、頭金100万円(?)+ローンの借入2,500 万円=2,600万円で土地と建物を購入した場合、
利息を合わせると総支払額は3,065万円となりますが、35年ローンでの返済額は月々60,500円(ボーナス月は倍額)と
なり、平均的な賃貸の家賃と比べても大きな差はありません。
地域や家族の人数によって、生活への負担はむしろ軽くなるケースもあるはずです。
「お金のこと」を後回しにするのは失敗の素!?

「こんな家に住みたい」「あんな場所に建てたい」と夢を膨らませる時間に比べて、「お金のこと」はリアルで難しい問題。ついつい先延ばしにしたくなってしまいますよね。でも、せっかく夢を膨らませるのなら、実現できる夢の方がいいと思いませんか。そうです。なんとなく、住宅展示場に行ったり、土地探しをはじめてしまうのは家づくりの手順としてはNG。先に土地を買ってから・・・などと考えてはいけません。最優先すべきは「家づくりに必要なお金のこと」を考えるプロセス。つまり「資金計画」なんです。