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スタイルのある丁寧な暮らし
日々の小さな積み重ねが、心にゆとりという名の余裕をもたらしてくれます。 散歩の途中で目にとまった草花や、不思議なかたちをした小石。そんな日常の中で手に入れたものを暮らしの中に置くことからも、特別な空間が生まれます。美意識のある穏やかな心をもたらしてくれる、今すぐ試したい自分らしい暮らしをするためのアイデアをご紹介します。
好きなものを並べて空間の余白を楽しむ
壁の色や棚が同じでも、置くものを変えるだけで、豊かな表情をもった空間を楽しむことができる。スタイリングのコツは、あえて詰め込みすぎないこと。普段使いの日用品も並べ方次第で、寛いだひとときを演出するアートのように飾ることができる。グレーと白のふたつの壁で、暮らしを楽しくするスタイルのある空間を作る。
白いアイテムを並べる
白はどのようなものでも組み合わせやしすい色。同じ白でも質感のことなるものを置くことで、バリエーション豊かで、トータルで見たときにバランスの整った並べ方が可能。陶器などで揃え、ついつい見た目が重ためになってしまっても、可憐なグリーンを添えることで、ひと息つける優しさが空間にもたらされる。
[POINT 1] 高さの違うものを3つ並べるお気に入りのアイテムは、ついついさまざまなテイストのものが集まってしまいがち。同じ用途を持ったものでも、高さと形の違うものを選んで3つ並べることで、遊び心のあるディスプレイが可能に。置く位置も前後にずらすことで奥行き感とスペース感を持った絵画的なシーンに。
[POINT 2] グリーンの置き方無機質なものの中にあって、動きと自然な表情を出すために、癒しをもたらしてくれるグリーンを取り入れて。白中心のアイテムの中に、同じ白い花でも、純白、黄色に近い白、透明感のある青に近い白など、ことなる色味の花をバランスよく配置。そうすることで、統一感と動きのある雰囲気を演出することができる。
[POINT 3] 同じものを3つ並べるさまざまな色味や質感のことなる白のアイテムの中にあって、同じものを3つ並べると、統一感のあるコーナーを手軽につくることができる。3つの同じ物は見た目のバランスとおおらかさ、リズム感を生み出す効果がある。
[POINT 4] ラフ&リュクス良質で綺麗なものだけでなく、クスッと笑顔にしてくれるどこ愛嬌のある動物のオブジェなど、楽しげな雰囲気のものを置くと心と身体が和む効果も。自分らしい編集的な視点で、暮らしのなかにユーモアを取り入れる感覚は、暮らしの余白を楽しむことにも繋がっている。
クラフト&グリーンミックス
趣味の旅行で手に入れた作り手のぬくもりを感じる世界の民藝品たちは、私たちの暮らしのなかに、ゆとりあるひとときをもたらしてくれます。そんなクラフトや工芸と、フォルムの美しいグリーンをセンスよくミックスした日常のワンシーン。
[POINT 1] ガラスとグリーン一見クールなガラスのアイテムも、動きのあるグリーンに合わせて置くことで、単に飾るだけでなく、いきいきとした、温かさをもったシーンを演出してくれる。ガラス作品は色味を近いものでまとめることで、形や用途のことなるものを組み合わせても、バランスよく並べることができる。
[POINT 2] 同系色で揃えるあえて壁と近い色のものを一ヶ所に集めて置くことで、それぞれの質感の違いを楽しめるディスプレイが可能に。高さの違うものを奥行きの位置を変えて置くと、空間のなかにレイヤーのある余白が生まれると同時に、物語を感じさせる自分らしい空間が完成する。
[POINT 3] 面で色をみせる毎日ソファから眺めるキャビネットには、住まい手の美意識と、好きというフィルターを通した厳選したものだけを並べたい。ディスプレイのなかに、テクスチャーが豊かな面の大きなプレートをひとつ加えることで、遊び心とともに想像力を刺激する空間に。
[POINT 4] クラフト感のあるアイテム異国情緒ただよう旅を想起させるアイテムは、心にゆとりをもたらす、しばしせわしない日常を忘れさせてくれる気分転換のスイッチ。オブジェのような存在感とクラフト感豊かなベルを、作家ものの丸い深皿の上にのせて。国籍も用途も異なる個性の強いもの同士の組み合わせでも、モノトーンで揃えれば統一感とともにシンプルにみせることができる。
日用品をバランスよく
旅先で手に入れた選りすぐりのクラフトと、季節のグリーンによるコーディネート。高価なアートを手に入れなくても、いつも眺めていたい器や道具、その時々の旬のグリーンを置くだけで、詩的で自分らしい季節を感じるコーナーにすることができる。
[POINT 1] 色の近いものを選ぶ表情豊かなクラフト感のある花瓶と佇まいのよいキャンドルの組み合わせ。素材が違っても色やテイストが近いものを選ぶことで、普段使いする日用品とクラフトを同じ棚に違和感なく置くことができる。物を買うときにコーディネートを考えながら選ぶことも大切。
[POINT 2] 高低差でメリハリを付けたディスプレイに高さの近いものを中心に並べるときには、その中でも高低の差をつけるのがオススメ。メリハリと上下への視線の流れが生まれ、動きのあるディスプレイになる。背の高いものを置く以外に、壁にピンを打ち、グリーンなどを吊るすことで、立体感と動きのあるシーンを作ることができる。
[POINT 3] 絵柄にこだわる日常使うプレートも絵柄にこだわったものを選べば、アート作品のような存在感のあるディスプレイになる。成功する秘訣は、手前にあるものが美しく見える、色や絵柄を選ぶこと。下に重心を置きたいときは濃い色の部分を下向きにしたり、モノトーンのものを選ぶと失敗が少ない。存在感のある木彫りの人形と組み合わせて、ひとつの風景をつくるようにイメージしながらディスプレイをすると、棚の上の世界観が広がる。
[POINT 4] 複数のグリーンの置き方同じ棚に植物を複数置く場合は、少し離れた場所に置くことで全体のバランスが引き締まり、美しくみえる効果がある。植物を選ぶ際にも、一緒に置くオブジェの質感やそれが作られた土地のイメージに近い、アースカラーのものを選ぶと全体がなじむ。葉っぱの形や種類の違い、鉢が同じでなくても雰囲気の近いものを置くことで統一感のあるコーディネートに。
コーヒーがある風景
お気に入りの豆を選びコーヒーをハンドドリップして淹れることは、手間がかかるが、上質な時間と香り高く味わい深い一杯を味わうための大切なプロセス。そこには飲むことだけでなく、かけがえのない親密な時間を楽しむ、豊かな暮らしの風景が広がっている。道具選びから、誰と飲むかを想像しながらディスプレイをすることは、丁寧で楽しい時間に繋がっている。
[POINT 1] ガラス瓶を取り入れるガラスのボトルに入ったグリーンも、コーヒー豆や茶葉と同じ棚に飾る。壁の白に近い透明感のあるガラス素材なら、全体的に統一感をもったディスプレイになる。ボトルの中の土の粒子やコーヒー豆のつぶつぶも、見た目のアクセントに。ガラスボトルに入ったグリーンなら、手入れの時間を省きながら、暮らしの中に手軽に植物のぬくもりを取り入れることができる。
[POINT 2] アートに本を飾る表紙のデザインがスマートな、コーヒーカルチャーを伝える海外の雑誌をアートに見立てて、棚に置く。同じ棚に置かれた、日々使う機能性重視な道具寄りのセレクトの中に、機能だけでなく静的なアートの要素を取り入れて知性を感じるディスプレイに。
[POINT 3] 高さで動きを加えるお茶のシーンに使う道具類はサイズが近いものが多く、並べたときに単調になりがち。バランスのよいディスプレイをつくる秘訣は、全体のバランスで余白を埋めていきながら、ボックスで高さをだすのもひとつのアイデア。シェーカーボックスの上に瓶を置くことで、クラフト感を取り入れつつ、高さと見た目の動きを出すことができる。
[POINT 4] トーンを揃えるコーヒーにまつわるものを置くキッチンの棚は、壁の色と似た雰囲気のある透明感のあるガラスとともに、近い色合いの金属アイテム、ナチュラルな白木のアイテムなど、共通点のある色や素材感で揃え、一体感を出している。近い色同士でもコントラストと質感の違いで、奥行きを出す、今すぐにでも真似できるアイデアだ。
自分らしい感性で選んだ大好きなものたちに囲まれながら、日常をさらに豊かに愉しくしてくれる家。
[STYLING]白い壁を自分らしく彩る
[STYLING]好きなものを並べて空間の余白を楽しむ
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