中と外がシームレス。開放感あふれるフリークスハウスへ、ようこそ。

ウッドと黒の外壁が目を引くこの住宅は、FREAKS’STOREとLIFE LABELのコラボレーションで生まれた「FREAKS’HOUSE（フリークスハウス）」。ただの2階建てではなく、アメリカンローカルハウスをイメージした“平屋”と“2階建て”を組み合わせたこだわりの設計が特徴。その内装はどのようになっているのだろうか？

リビングは床や壁、天井までぬくもりあふれるウッドを基調にした作りになっている。大きな開口の窓はリビングからウッドデッキ、庭へと続き、中と外をシームレスにつなぐ。
どんなインテリアとも相性がいいのがウッドの良さ。個性的なアイテムを飾っても、うまく馴染んで幅広いインテリアを楽しめる。
今回はこのFREAK’S HOUSEのリビングを舞台に、春のインテリアを考えていこう。

ファブリックを変えるだけで、春らしく賑やかに。

まずは、ファブリックの入れ替えから。床に敷くラグやソファに掛けるブランケットなど広い面積の布を変えるだけで、部屋の印象は大きくチェンジ。
畳めばコンパクトに収納できて手軽な布類は、季節の変わり目に合わせて変えられるように何枚も持っておきたい。

ファブリックといっても種類はさまざま。これからの季節は、麻やコットンなど軽くて通気性のいい素材をセレクトしよう。
そして、部屋のムードを左右する色も重要。おすすめは、淡いイエローやブルーといったライトトーン。ソファなどの大型家具は通年同じものでも、布で色を取り入れることで季節感を演出することができる。
また、クッションなど小さなアイテムは、個性的な柄で遊び心を。ひとつの空間にさまざまな色や柄を集めることで、空間が賑やかになるはず。

敷く・掛けるだけではなく、ファブリックを「飾る」というアレンジ方法も。絵画を飾るようにお気に入りの布をタペストリーにして、見慣れた景色に変化をつけてみよう。存在感のある柄物でも懐の深いウッド壁がうまく調和してくれる。

さまざまな植物と花瓶を並べて、「目で楽しむ」スペースを作る。

続いては、季節の花を飾って春らしい空間にアップデート。大小さまざま、個性的な花瓶に花を生けて並べるだけで、その場はパッと華やかになる。
特に、余白が生まれやすい棚の上は、高さをランダムにディスプレイして奥行きを出すと部屋が立体的に。イエローやピンク、ブルーなどカラフルな花々を眺めると気分も晴れやか。

一輪挿しはその日の気分に合わせて飾る場所を手軽に変えられるのも嬉しい。
例えば、友人が遊びに来たときはダイニングスペースに移動して、賑やかな花々を眺めながらみんなで食卓を囲むことも可能。家の随所に春らしさを取り入れてみよう。

たっぷりと日差しが入る窓際には、ガラス製のコップや花瓶をディスプレイ。光が射したときにキラキラと反射する様子がまた美しい。花だけではなく、ローズマリーやペパーミントなどハーブを生けて、爽やかな香りを楽しむこともできる。

居心地のいい空間に、自然と会話も弾む。

インテリアの模様替えをしたら、気の置けない友人たちをおもてなし。広く大きな窓から入る自然光、彩り豊かな花々や個性的なファブリックなども相まって、自然とみんなの笑顔が増えるはず。
リビングはくつろぎやすいようにローテーブルやクッションを置き、茶の間風にアレンジ。空間を広々と使えて人と人の距離が近くなることで、みんなもリラックスムードに。

リビングの雰囲気が変わったおかげか、子供たちも終始ごきげん。テーブルに飾った爽やかなハーブの香りに癒されながら、ゲームをしたり近況報告をしたり。家族や友人との会話も盛り上がり、有意義な時間を過ごすことができる。

窓際や棚の上など目にとまる場所に、表情豊かな植物をディスプレイ。さまざまな植物に囲まれたリビングは、まるで自然の中にいるような心地の良さを感じられるはず。

ちょっとの工夫やアイデアで、見慣れた空間を新しく。

季節に合わせたアイテムに入れ替えることで、毎日暮らす空間でも気分転換できる。慌ただしい毎日を過ごす現代だからこそ、四季を感じられるような空間を作って心に安らぎをもたらすことも大切なこと。そろそろ、春の準備を始めてみては？