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衣装部屋、和室、緑のあるダイニング。テーマが共存する3階建ての家。
FASHION 2022.08.10

衣装部屋、和室、緑のあるダイニング。テーマが共存する3階建ての家。

モデル・DONA&小池翼×フォトグラファー・新田君彦

洋服、バッグやジュエリー、インテリア……好きなものに囲まれた衣装部屋は、自分だけの小宇宙。さまざまな媒体で活躍しながら、そのナチュラルなライフスタイルも人気のモデル夫婦、DONAさんと小池翼さんの自宅は、各階ごとに異なるテーマを設けた3階建て。それぞれの部屋作りのアイデアと暮らしのこだわりを紐解く。撮影は、プライベートでも親交の深いフォトグラファーの新田君彦によるもの。自然体のふたりの表情を切り取る。

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DONA(モデル)
DONA(モデル)
どな|雑誌やファッション系ブランドのLOOKBOOKなど多数の媒体で活躍中。自身で撮影・編集を手がけるYouTubeチャンネル『ドナツバCH』を絶賛配信中。
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小池翼(モデル)
小池翼(モデル)
こいけ・つばさ|長野県出身。雑誌やウェブ、広告等で幅広く活躍している。
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新田君彦(フォトグラファー)
新田君彦(フォトグラファー)
にった・きみひこ|1977年生まれ。2005年よりフォトグラファーとして活動を開始。2012年に拠点を東京に移し、レディース、メンズ問わず、ファッション、ポートレートをメインに活動中。雑誌、カタログ、広告などを撮影し、近年は映像作品の制作も行なっている。

1Fはふたりの生活の軸となる場所

ふたりの出会いは、8年前。CMの仕事で共演し、DONAさんの一目ぼれから交際をスタート。2019年に結婚し、今年の3月に現在の住居へ引っ越した。1〜3階まであり、それぞれテーマを決めて部屋作りをしている。中でもふたりが「一番ちからを入れて整えています」というリビングダイニング。

DONA「来客があった時に、くつろいでもらえたらといいなと思い、観葉植物などの緑も豊かにしています」
小池翼「観葉植物はふたりで選ぶことが多いです。サボテンは、僕が好きだと言ったら、モデル仲間のジュアンがプレゼントしてくれるようになりました(笑)」
DONA「休みが合うときは、ふたりで旅行したときに買うようにしているマグなどにコーヒーを入れてゆっくりします」
小池翼「タペストリーは〈SLOWDAWN〉のもの。音楽を楽しめるように、近々レコードプレイヤーを買いたいなと思っています」

2Fは〝和〟を感じる癒やしの空間

和室には、以前の住居で使用していたテーブルや棚を再利用。ライトは〈イサムノグチ〉のものに変えた。
DONA「生まれが下町なので、ずっと下町暮らしをしたいなと思っていて。この家を見つけたとき、2階が和室になっているのを見て、即決しました。古い建物なのですが、そのまま風情を生かしたり、キッチンなどはふたりで壁紙を変えるなど手を加えたりして、楽しみながら部屋づくりをしています」
小池翼「自宅を整えていくうえで、和室が一番最初に完成しましたね。茶香炉は事務所の社長からの引っ越し祝い。ふたりとも香りが好きなので、お香を焚きながらおやつを食べたりお茶したり、テレビを観たりしています。冬になったらこたつを出したいな」
DONA「インテリアは左から〈steef〉で購入した花器、〈フライングタイガー〉のBOX、浅草のおでんやのたこつぼ、欲しいと言っていたのをモデルの友だちが覚えてくれていてプレゼントしてくれた〈steef〉の置き物、茶香炉、〈フライングタイガー〉のキャンドル入れ、砂時計、〈carta gararely〉の花器、〈イケア〉のハットボックスです。砂時計は、夫に鳥取砂丘でプロポーズしてもらったときの思い出の品なんです」

3Fはモデル夫婦ならでは!のおしゃれな衣装部屋

寝室と衣装部屋になっているという3F。モデルのふたりらしく、たくさんの洋服や小物で溢れているが、それぞれがきちんと整頓され、さながらセレクトショップのような雰囲気を醸している。

DONA「以前はひとつのクローゼットを共有していたんですが、今はふたりのスペースができたので、各々好きにカスタマイズできるのがうれしいですね」
小池翼「洋服があふれてしまっていたから、すべて収納できる家に引っ越したかったんです。お店みたいにディスプレイして、ひと目見て何があるのかわかるようにしています」
DONA「季節ごとに衣替えをしっかりするのではなく、厚手のものだけ夏場はしまっておいて、その他のほとんどを〝見せる収納〟にしています」

右側が小池さん、左側がDONAさんの収納スペース。小池さんは趣味のキャップを棚の上段に陳列。衣類は木のハンガーで統一感を出している。バッグはすべてDONAさんの手作り。ジュエリーボックスは〈フライングタイガー〉で、アクセサリー類もほとんどが手作りというから驚き。ワンピースは背の高いラックにかけて。ハンガーは〈KEYUCA〉で統一している。

めがねはふたりで共有。ほとんどが〈kearny〉のもの。一番手前のひとつは、DONAさんが小池さんにプレゼントした思い出の品だ。

ふたりの思い出とこだわりが詰まった部屋は、とてもあたたかくチャーミングな空間を作り上げていた。

  • Text & Edit/Shoko Matsumoto
LL MAGAZINE