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暮らしの拠点は家だから。1K8畳で極める趣味の時間。
CULTURE 2023.05.15

暮らしの拠点は家だから。1K8畳で極める趣味の時間。

いつかは戸建てを——。でも、憧れ以上に大切なのは今の生活。そこで今回は1K8畳の住まいに暮らす、松田亮葉さんのお宅へ。美容師とコーヒー店のスタッフ。二足のわらじを履きながら多忙な日々を送りつつも趣味の時間を妥協しない、そんな彼の暮らしを覗きにお邪魔した。

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松田 亮葉さん
松田 亮葉さん
まつだ・りょうは|東京・表参道のサロンにて、フリーランスの美容師として活動。そのかたわら、コーヒー店に勤務。プライベートでは趣味を楽しむ様子をInstagramに投稿、フォロワーは1万人を超える。

1K8畳の空間に、自分の“好き”をぎゅっと詰め込んで。

美容師として、コーヒー店のスタッフとして、二足のわらじを履く松田さんは、自身のライフスタイルを積極的に発信している。美容師としてのアカウントはもちろん、プライベートを記録したアカウントも持ち、フォロワーは優に1万人以上。

カタログのごとくスタイリングが並んだ美容師アカウントの一方、プライベートアカウントにポストされるのは、大半が休日に訪れた場所の写真。古き良き純喫茶だったり、どこか寂れた店構えに年輪が宿る町中華だったり。Instagramに並んだ写真から、彼が何を好み、何に夢中になっているのか、手に取るようにわかる。

松田さんの“好き”が存分に見て取れるのは、住まいも一緒。彼が暮らすのは、東京23区の閑静な住宅街に佇むマンションの一室。間取りは8畳の1K。けっして広くはない空間に、彼の“好き”がぎゅっと詰まっている。

「ここに引っ越してから丸2年。前は1DKの間取りに住んでいたんです。個室はゼロになりましたが、部屋に仕切りがなく、ひとつの空間にすべてを詰め込めるのが1Kのメリット。ひと部屋を広く使えますし、インテリアの配置という点でも、かえって迷いがなくなった気がします」

忙しいからこそ、自宅にある趣味の時間を妥協しない。

二足のわらじを履く松田さんは、率直に忙しい。フリーランスの美容師として活動するかたわら、水曜日には東京・三軒茶屋の「MOON FACTORY COFFEE」に立つ。それでも松田さんは「これが自分のしたいこと。自分が望んだ生活スタイルなので」と笑ってみせる。

「美容師もコーヒーも、ありがたいことに僕は“好き”を仕事にできています。とはいえ、自宅での時間も大切。音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を観たり。純喫茶や町中華を巡るだけじゃなく、僕の趣味は家にもあります。仕事が忙しくても、趣味に時間を費やす。それがむしろ、自分にとってのリフレッシュなんです」

趣味とはつまり、自分の好きなコト。好きなコトをしていれば、おのずと息抜きになる。レトロな佇まいが洒落たレコードプレイヤーも、音質を重視したマーシャルのアンプも、さながらアートのようにディスプレイされたレコード盤もカセットテープも、シェルフに整然と並んだ小説や漫画に雑誌も、すべてが趣味のアイテム。

「音楽ならシティポップ、カフェなら純喫茶のように、ここ数年はひと昔前のカルチャーにハマっています。ひと昔前のカルチャーも僕には新鮮で、それは美容師としてのセンスにも生かせる気がして。過去のスタイルに学びつつ、今の形に昇華する。過去と今を反復するような感覚が楽しく、仕事の上でも大事なのかな、って」

過去と今を反復する、古めかしさ皆無のヴィンテージ調。

過去と今を反復するような感覚——。この言葉を象徴するように、松田さんの住まいはヴィンテージの香りが漂いつつも古めかしさは皆無。ブラウンを基調としたカラーリングに趣味のアイテムと瑞々しい観葉植物が鮮やかなアクセントを添え、絶妙な居心地のよさをかもし出している。

「ひとり暮らしを始めて14年弱になります。最初のころはあまりお金もなくて、プチプラの家具で済ませていて。でも、少しでも妥協すると、もっとこだわれば良かったって、ネガティブな感情が頭をもたげますよね。少しずつお金を貯めた今、大きめの家具は『ACME Furniture』から選んでいます。ちょっと値段が張っても、一生、使い続けるんだから、くらいの覚悟です(笑)」

聞けば、小説や漫画が詰まったブックシェルフも、グリーンが飾られたローボードも「ACME Furniture」のプロダクト。どちらも木製とあって、使い込むほどに味わいが増していく。松田さん自身も「不注意でちょっと傷つけてしまっても、それが味です」と笑い、木製家具の経年変化を楽しんでいる。

ちなみに松田さんは、美容院への就職を機に神奈川県から上京。東京23区でのひとり暮らしを始めて以来、三度の引っ越しを経験しているとか。そこで次なる引っ越し予定について尋ねてみると、意外でありながらも納得の答えが返ってきた。その答えとはずばり、古き良き日本を感じさせる平屋建て。

「ひと昔前のカルチャーに惹かれるように、昔ながらの和室に憧れていて。特に平屋に関しては、『ひらやすみ』という漫画の影響です。それにいつかは戸建てもほしい。今のふたつの仕事を生かして、人が静かに集えるお店を開きたいんです。平屋という理想からは外れますが、1階が店舗、2階が住居なんてスタイルが実現できたら最高ですね」

理想の髪型を読み取り、形にするという美容師の嗅覚とテクニック。香り高いコーヒーと共に、ゆとりの時間を提供するバリスタの技術と心意気。そして、暮らしに欠かせない趣味の時間に育まれたインテリアの妙があれば、松田さんが近い未来につくり上げる場所は、彼の住まいのようにセンスよく、居心地がいいに違いない。

“隠す収納”にお別れを。趣味を楽しむ人に贈る「Mr.Standard」。

1K8畳の空間に、自分の“好き”を凝縮させている松田さん。そんな、ついつい趣味のアイテムが増えがちな人に推したいのが、LIFE LABELが雑誌POPEYEと共に完成させた平屋建ての家「Mr.Standard」。

平屋こその開放感を存分に生かし、扉で仕切られているのはベッドルームの1室のみ。趣味のアイテムを飾れる造作のシェルフを備え、趣味に没頭できるクラフトスペースも完備する。松田さんも「僕なら、クラフトスペースにオーディオ類をセットしますね。完全に仕切られていないから、音が全体に広がりそう」と暮らしへの想像が膨らんだ様子。

「Mr.Standard」は趣味への欲求を掻き立て、趣味が深まる住まい。この家に暮らせば、趣味の時間がより充実する。

  • Photo/Hiroyuki Takenouchi
  • Text/Kyoko Oya
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