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冨田ラボ|この家で心躍るイメージを。amadana baseテーマソング制作の裏側
ART & MUSIC 2022.03.11

冨田ラボ|この家で心躍るイメージを。amadana baseテーマソング制作の裏側

これまで家の隅にあった「好き」を、暮らしの真ん中に……そんなコンセプトのもと生まれた『amadana base produced by amadana』(以下、amadana base)。「ホビースペース」を家の中心に設けた、ユニークな住宅商品は早くも多くの注目を集めています。 特にamadana baseがフォーカスしている「好き」のひとつが音楽。住宅商品では珍しいテーマソングを制作し、これまでにないかたちでメッセージを届けています。 そこで今回は、テーマソングを制作した有名音楽家の冨田ラボ氏にインタビュー。制作の裏側や自身の暮らしについて話を聞きました。

INFORMATION
冨田ラボ(音楽家・音楽プロデューサー)
冨田ラボ(音楽家・音楽プロデューサー)
とみた・らぼ|冨田ラボとして今までに6枚のアルバムを発売、2022年2月5日より活動20年目を迎える。 2021年は10分超えの壮大なインスト楽曲「MIXTAPE」を皮切りに、豪華アーティストを集めた「MAP for LOVE」(4月)、ラッパーのBASI、シンガーソングライターの kojikoji を迎えた「夜汽車 feat. BASI & kojikoji」(6月)、藤巻亮太、ペトロールズ長岡亮介を迎えたバラード「さあ話そう feat. 藤巻亮太」(11月)とリリースを重ねた。活動 20年目となる 2022年2月には、シンガー兼音楽プロデューサーの”ぷにぷに電機”を迎えた最新楽曲「須臾の島 feat.ぷにぷに電機」をリリース。 音楽プロデューサーとしても、数多くのアーティストにそれぞれの新境地となるような楽曲を提供する他、自身初の音楽書「ナイトフライ-録音芸術の作法と鑑賞法-」が、横浜国立大学の入学試験問題にも著書一部が引用され採用されたり、1つの曲が出来ていく工程をオーディエンスの前で披露する “作編曲 SHOW”の開催や、世界中から著名アーティストが講師として招かれることで話題の Red Bull Music Academyにてレクチャーなども行うなど、音楽業界を中心に耳の肥えた音楽ファンに圧倒的な支持を得るポップス界のマエストロ。

「“好き”が暮らしの真ん中にある」。これまでにない家のかたちに惹かれた

―さっそくですが、amadana baseのテーマソング制作の依頼が来たとき、どんなことを考えましたか。

はじめにamadana baseのパース図を見せてもらったんですが、ユニークな家だなと思いましたね。特に「“好き”が暮らしの真ん中にある家」というコンセプトがおもしろい。家ってほぼ一生に一度の買い物じゃないですか。僕も10年ほど前に住宅を建てたからわかるんですが、絶対に後悔したくないと思うと「ここに子ども部屋をつくろう」「キッチンは広く」……といったようについつい“間違いない選択肢”を選びがちになっちゃうんですよね。そうすると気づいたら「お父さんの趣味の部屋がない」なんてことが起こったり(笑)。でも、amadana baseはこれまで置いてけぼりになっていた「お父さんの“好き”」を中心に置こうとしている。カジュアルに常識を越えていく感じに惹かれましたね。

住宅のイメージを、2倍にも、3倍にも増幅させたい

―楽曲をつくるときには、どのようなことを意識しましたか?

普段アーティストのプロデュースをするときは「こういう人に、こういう歌を唄ってもらったら良さそうだ」と、考えながら楽曲を制作しています。その考え方は、今回のテーマソング制作でも同じ。「『“好き”が暮らしの真ん中にある』というコンセプトの住宅に、どんな音楽を付加したら、素敵に見えるだろうか」といったことは意識しました。理想はこの音楽を聴くことで、ビジュアルだけで住宅を見たときよりも「ここで過ごしてみたい」というイメージが2倍にも3倍にも増幅されていること。パース図やサイトのビジュアルから、ここで暮らしを送る家族の姿などを想像して楽曲をつくっていきました。

―実際にどのようなイメージを楽曲に乗せたのでしょうか?

サイトを見たらわかる通り、amadana baseってけっこうシティポップなイメージ。そのイメージを、住宅を建てるメインの層でもある30代から40代の人たちにどう届けるかが今回のポイントでした。そこで、その世代がちょっと懐かしいと感じる曲調をベースにしつつ、amadana baseらしいカジュアルさやポップさも加えたんです。全体的にミディアムスローのテンポで、好きなことをして心踊っていたり、居心地良く過ごしたりしているイメージを膨らませてもらえたらいいなと思っています。

昔も、今も、音楽づくりに明け暮れる暮らしは変わらない

―暮らしと音楽との関係について、冨田さんはどのように考えていますか?

僕の学生時代から考えると、今ではずいぶん音楽を楽しむ環境が変わったなと思いますね。当時はレコードやCDで音楽を聴いていたけれど、今では定額制の音楽配信サービス、いわゆるサブスクで音楽を聴いたり、Youtubeで映像とともに視聴する人がほとんど。レコードやCDの曲が流れ終わったら盤面を変える、なんて仕草もなくなっちゃって少し寂しいけれど、今の時代は今の時代で新しい音楽との出会いも生まれやすくていいんじゃないかな。僕自身もサブスクで音楽を聴いているけれど、好みの曲がよくレコメンドされてくる。悔しいけれど、あれがなかなか的を得てくるんですよね(笑)。

ただ、音楽をつくる側にいる僕自身の話でいうと、昔からあんまり変わっていないところもあって。というのも、高校時代からバンドを組んで音楽をつくってきたけれど、自宅で音を録音して楽曲をつくる「宅録」にハマっているのは今も同じ。そんな趣味を仕事にして、自宅の地下にスタジオまでつくり、ずっと「宅録」に明け暮れていますからね。

―もしご自身がamadana baseに住むとしたら、どのような音楽ライフを楽しみたいですか?

いやぁ、こんな家に住めたら音楽漬けだった高校時代の僕がうらやましがるでしょうね。まずはどの部屋にいても、1日中音楽が鳴っている家にするかな。せっかくサブスクで手軽にいろんな曲を聴けるようになったんだし、それぞれの部屋に音響設備をガッツリ入れて、その場所ごとに合わせた音楽をかけ続けられたらいいなと思います。

ホビースペースにはつくったばかりの曲を流して「これ聴いて、聴いて!」って家族に言うと思う。きっといつも通り息子は「いいんじゃない?」くらいのシンプルな対応で、妻は気を遣いながらも的確なフィードバックをしてくれるでしょうね(笑)。あと、たまには、友達を呼ぶのもいいかもしれない。一緒に音楽を聴いたり、最近買ったお気に入りのレコードやCDをシェアして遊べたら最高ですね。

amadana baseでの過ごす時間を冨田さん流に解釈し、生まれたテーマソング。リラックスできる心地よさとともに心躍る高揚感も同時に湧き上がる……そんな新鮮な感覚を味わえる楽曲に仕上がっています。ぜひamadana baseの特設ページから楽曲を聴いてみてくださいね。

  • Photo/原田教正
  • Text/小林拓水
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