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アウトドア仕様のクルマと、好きに囲まれた平穏な日常
GARAGE LIFE 2022.04.07

アウトドア仕様のクルマと、好きに囲まれた平穏な日常

山田 昭一/people showroom代表

日々の生活の中で「家」という居住空間はもちろんですが、充実したライフスタイルを送る上で「クルマ(愛車)」も欠かせない存在。そんなクルマが家にとってどのような立ち位置なのか。両者の関係性にフォーカスし、それぞれの“モノ選び”の基準について話を伺います。 今回訪れたのは、アウトドア業界の第一線で活躍する山田昭一さんのもと。

INFORMATION
山田 昭一(people showroom 代表)
山田 昭一(people showroom 代表)
やまだ・しょういち|1978年、埼玉県生まれ。大手セレクトショップやアウトドアブランドに勤務後、フリーランスPRとして独立。2021年にはアウトドア用品をメインに扱うアタッシュドプレスロケーション「people showroom」を設立し、PR業務をはじめ、ディレクションやスタイリング、ライティングなど、マルチに活躍する。

仕事も趣味も快適な、“外遊び仕様”のクルマ。

ワイルドなフル・ビアードスタイルのヒゲがよく似合う、山田昭一さん。業界きってのアウトドアフリークで、キャンプに登山、クライミング、渓流釣りなど、趣味は広範囲にわたる。今年でアウトドア歴25年。さぞかし全国各地のフィールドを、いろいろなクルマで駆け回ってきたのだろう。そう思っていたのだが……。

「よく“意外だね”って驚かれるんですが、免許を取ったのは約4年前。それまではザックを背負って、基本的には電車移動をしてました。ずっと東京暮らしなので、免許の必要性がそこまでなかったんですよね。ただ、趣味がアウトドアなので“車っていいな”という思いは常にありました。だから感動しましたよ、クルマを初めて運転したときは

最初の一台は、友人から譲ってもらったというボルボの 240エステート(89年式)。ロングボディのため長尺ギアもなんなく載せられ、車中泊するのにも好都合だったそう。しかし、仕事柄どうしても悪路を運転することが多い山田さん。240に乗り始め、半年ほどで寿命がきてしまう。そうして乗り換えたのが、現在のトヨタ ランドクルーザー80(94年式)。四駆で、かつ車高もあるのでこれならオフロード走行も安心だ。

「ランクル一択でしたね。見た目的には60や70の方が好きなんですけど、乗り心地や、今後長く付き合っていくことを考えたらタフな80の方が最適解かなと。ちょっとヘンな言い方になるんですけど、個人的には無駄なディテールにも愛着が湧いてるんですよ。フロントミラー上にコンパスが付いてたり、センターコンソールが冷蔵庫になってたり。まったく活用してないんですけど、ちゃんと稼働するのは結構珍しいみたいで、なんだか愛おしくなって(笑)

“無駄なもの”とはうって変わり、大容量なラゲッジルームは趣味や仕事に大活躍。
「上下に開くタイプなので、奥の荷物を出し入れするとき、下段のリアゲートがつっかえて少し厄介なんですけど、すごく丈夫な作りなのでこのように腰掛けても平気。多少雨が降っても、上段が屋根代わりになるので結構快適なんです」

理想のカタチまで“あと少し”。自分好みの一台に 。

クラシカルなルックスで根強いファンから絶大な支持を得ているランクル。オリジナルのコンディションを好む人もいるが、自分好みにカスタムしていくのも大きな醍醐味とされている。山田さんの愛車も「前オーナーさんがカスタムしたものをそのまま継承しているんですが」と、ウッド調のハンドル&フロントパネルに差し替えられ、アウトドアな雰囲気にマッチしたコックピッドに。

ルーフトップには新たにキャリーを採用し、積載スペースを拡張。そこにステップラダーを設けることで、ルーフへのアクセスを可能にしながらも、ランクル80をより男前なルックスへと昇華させた。

「周囲を明るく照らせるよう、後方にルーフフォグランプを取り付けてます。野外撮影ですごく役立ってるんですけど、ラゲッジを開くと、光が遮られちゃうんですよね。なので、フロントにもランプをプラスしようかなと」

「もうひとつ手を加えるなら、リフトダウンですかね。というのも、駐車場でよく“車高2100ミリ制限”っていうのがあるじゃないですか? じつはこのクルマ、車高が2100ミリあるので、いつか擦るじゃないかってヒヤヒヤしてるんですよ。だから、2070ミリぐらいまで落とすべきか。今迷ってるところです」

日常生活にある小さな幸せ。

外ではアクティブに、家では奥様と、3匹の愛猫とのんびり暮らす山田さん。

「猫中心の生活なので、猫が遊びやすい一軒家にしようと。そんな思いで物件を探し始め、この場所に辿り着きました」

住まいに選んだのは、築50年にもなる庭付きの戸建て。練馬区の閑静な住宅街の一角で、何気ない暮らしにある小さな幸せを満喫している。

「お気に入りの場所は、やっぱり庭ですね。もちろん、雑草の手入れは大変なんですけど、僕は逆にクローバーの種を庭全体に巻いてたりして、“あ、芽が出た”って小さな幸せを楽しんでます。定年後の趣味として、家庭菜園や庭いじりがいいってよく耳にしますけど、最近その気持ちがわかるようになりました(笑)」

「お気に入りの家具は、引っ越しを機に新調したガラス棚ですかね。ドクターキャビネットと言って、元々は医療現場などで使われるものなんですけど、ノスタルジックな雰囲気が気に入ってて」

「この珊瑚とかは、カメラマンである妻とロケハンがてらにどこかで拾ってきたもの。流木だったり石だったり、もはやゴミなんじゃ?みたいなものも、二人して探して“いいの見つけたよ!”ってテンション上げて(笑)。そして、インテリアとして飾ってます。結構地味な野遊びが夫婦揃って好きなんですよ」

趣味も仕事も、アウトドアが山田さんのフィールド。外遊びのプロとして、アウトドアの相棒であるランクル80を走らせ、いつも周囲の視線を釘付けにしている。一方、日々の暮らしはごくごくシンプル。家族の暮らしやすさを優先し、肩の力が抜けたライフスタイルを送っている。

最低限の暮らしで、小さな幸せを。クルマ選びは、彼にとって名刺がわりでもある。しかし、日常の幸せは無理して装うよりも、無理せずに小さな幸せを少しづつ、素直に喜べばいい。その日常が山田さんらしさなのかもしれない。

  • Photo/田中舞
  • Text/GGGC
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