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キャンプ欲が満たされ、さらに深まる。偏愛ガレージ。
OUTDOOR 2022.11.11

キャンプ欲が満たされ、さらに深まる。偏愛ガレージ。

車庫や物置という本来の用途を超え、住む人の“偏愛”を大きく飛躍させるガレージ。ガレージのある家に住む人は、どのようにガレージを活用し、趣味を深めているのか。今回はZERO-CUBE+GARAGE(ゼロキューブ+ガレージ)に暮らすキャンプ好きのデザイナー・三浦仁士さんのお宅を訪ね、ガレージと趣味の関係性を探ります。

INFORMATION
三浦 仁士(デザイナー)
三浦 仁士(デザイナー)
みうら・ひとし|6年ほど前に訪れたキャンプインフェスをきっかけに、アウトドアの虜に。デザイナーのセンスが生かされたモノトーンのキャンプサイトが目を引き、キャンプを楽しむ様子が『CAMP HACK』や『GO OUT』といったキャンプ系メディアにも取り上げられるほど。

郊外への引っ越しもガレージも、すべての始まりはキャンプから。

キャンプは、遊びであり癒し。三浦さんもまた、キャンプが持つ開放感に魅了された人のひとりだ。現在はのどかな環境が広がる都下に暮らす三浦さんも、かつての住まいは東京23区。せわしない都会暮らしの最中に訪れたキャンプインフェス、つまりはテント泊が可能な音楽フェスを訪れたことが、キャンプの深みにハマるきっかけとなった。

「音楽のステージを見るのも忘れるくらい、テント泊が楽しくて。そこから一気にハマりましたね。それまでは常に電車移動だったのが、愛車まで購入して。自然のある環境を求めては、週末のたびに遠出していましたね。今でも月に1〜2回はキャンプに出掛けます」

キャンプとは、すなわち野営。広大な自然を背景にアウトドアの快適さを大きく左右するのが、ほかでもないキャンプ道具。テントにタープ、シュラフにコット、ランタンからバーナーに焚き火台まで、ハマればハマるほどに道具は増え、増えた道具をいかに収納するかはキャンプ好きの大きなテーマだ。

「キャンプを理由に23区から郊外に引っ越したようなものです。都心のマンション暮らしは、どうにも手狭。窓から見える景色も自然とはほど遠く、さらにはキャンプに出掛けるのもひと苦労。パンパン状態の収納から必要なアイテムを取り出し、エレベーターで運んでは車載する面倒さに、ほとほと疲れてしまって(笑)」

引っ越し先として建てた戸建てにガレージをプラスしたのも、無論、キャンプ道具を収納するため。重量のある道具もしっかり積み込めるよう、収納棚に選んだのはメタルシステムのスチールシェルフ。棚板をはじめとするオプションパーツが豊富なことから拡張性に優れ、さらにはスチールの無骨な質感がダークグレーの壁によく映える。

取り出しやすく、なおかつ眺めも引き立つ、モノトーンのガレージ。

「キャンプ道具って、赤だったり黄色だったり緑だったり、原色系が多いですよね。でも、僕は洋服も雑貨もモノトーンのカラーリングが好み。キャンプ用のアイテムに関しても、おのずとシンプルな色合いを選んでしまいます。それだけにガレージの内装もモノクロにしたくて」

利便性や快適性はもちろん、カラーにもこだわったキャンプ道具の数々。愛着ある道具だけに、ついつい眺めてしまうのがキャンプ好きのサガ。三浦さんも“見せる収納”を前提に、細々としたアイテムの収納先として有孔ボードのディスプレイラックをDIY。ボードの色はもちろん、モノクロの道具が映えるブラックだ。

「じっくり吟味した趣味の道具だからこそ、眺めていたい。その反面、完全なるディスプレイにはしたくないんです。見た目のかっこよさは意識しつつも、キャンプ道具はあくまでもキャンプ道具。見栄えを重視するあまり、取り出しにくくなっては本末転倒ですよね。思い立ったらすぐにキャンプに出掛けられるくらい、視認性の高い収納を心掛けています」

三浦さんは数あるキャンプ道具の視認性を高めるため、アイテムのカテゴリごとに収納先を決定。有孔ボードにはハンギング用のフックだけでなく、小物を収納できるラックも取り付け、手に取りやすい仕様に。同時にモノトーンに統一されたアイテムのカラーリングにより、手に取りやすさと絵になるルックスを見事に両立させている。

そして、ガレージの中央にはキャンプチェアとローテーブルをレイアウト。家族のアウトドアリビングとして機能するのはもちろん、キャンプ仲間が家を訪れたときに過ごすのも、こちらのガレージ。三浦さんのこだわりが詰まった道具を眺めながら、おのずとキャンプ談義も盛り上がる。

眺め、愛でるからこそ思い浮かぶ、キャンプ道具の新たな使い道。

キャンプ道具を収納するだけでなく、眺められる場所にしたい——。好事家らしい願望を満たすべく、ガレージに隣り合わせているのが仕事部屋だ。ガレージと同様のモノトーンにまとめられたシャープな色彩が集中力を高めつつ、デスクに面した大きな窓から愛すべきキャンプ道具を眺められる。

「この仕事部屋も、本来はガレージのスペース。ガレージを半分に仕切るように、窓と通用口を設けた壁を設置しています。キャンプ道具を眺めることは、僕にとっての息抜き。仕事中のリフレッシュになるのはもちろん、道具を眺めていると愛着も増します。仕事の息抜きがてらに、使い古したアイテムの新たな使い道を考えたりもするんです」

大量の道具を所有するからこそ、不要になるアイテムが出てくるのも仕方のないこと。しかし、容易には捨てられないのが好事家だ。愛着あるアイテムを別の形に生まれ変わらせるべく、三浦さんはウォータージャグやクッカーを観葉植物のポットにリメイク。DIYのポットから枝葉を伸ばすグリーンが、モノトーンのガレージに瑞々しい印象をプラスしている。

「キャンプ道具を眺めていると、どうしても自然が恋しくなります。プランターへのリメイクを思いついたのも、緑のある環境を求めてのこと。それにガレージなら、DIYをするのも気軽。マンション暮らしの当時は道具のメンテナンスにもひと苦労だったのが、今ではドリルもノコギリも使いたい放題です(笑)」

キャンプは非日常の楽しみ。だからこそ、リビングは暮らしが第一。

キャンプ道具を収納し、眺め、さらにはDIYにも活躍するガレージの一方、居住空間であるリビングダイニングは、いかにもナチュラルなテイスト。白壁にヘリンボーンの壁やフローリングのブラウンが映え、居心地の良さを感じさせる。モノトーンに統一されたガレージとは正反対の印象だが、この相反する部屋のイメージもまた、キャンプ好きだからこそ。

「僕にとってのキャンプは非日常。広大な自然の眺めによって日常生活から解放される、特別な楽しみなんです。それだけに、暮らしの空間にはキャンプの要素を持ち込みたくなくて。あくまでも生活のしやすさを第一に、家族の心地よさを重視した結果が、温もりを意識したリビングダイニングのインテリアです」

それでも部屋の随所にキャンプ好きの表情がにじむのが、好事家らしさ。ドライフラワーのディスプレイ用に吊したワイヤーネットにはベアボーンズ・リビングのLEDランタンが顔を出し、キッチンのカップボードにはキャンパー御用達のコッパーケトル。そして、リビングからつながるウッドデッキには、キャンプオーパーツのブーメランテーブルとインフィニティチェアをレイアウト。

「自分としてはガレージからウッドデッキ、ウッドデッキからリビングダイニングまで、グラデーションを描いているようなイメージなんです。自分の趣味に没頭できるガレージに関しては、思いのままにキャンプ一色。一転、リビングダイニングは生活のしやすさを重視しつつ、その中間がウッドデッキです」

潔いまでの四角いシルエットから生まれた、“眺められるガレージ”。

「郊外に移り住むにあたり、思い切って戸建てを建てましたが、正直、家にはあまりこだわりがなかったんです。どんな外観にしようか、どんな内装にしようかという以前に、手狭だったマンションを出ることが第一の目的。規格住宅を選んだのも、建築のスピードと予算の明朗さを優先したからです」

その結果、三浦さんが出合ったのがZERO-CUBE+GARAGE。居住空間もガレージも、そのシルエットは潔いまでに四角。三浦さんは「ガレージを2つのスペースに区切るというアイデアを思いつけたのも、この四角いシルエットだからこそでした」と話す。

仕事部屋の窓からキャンプ道具を眺めては、次なるキャンプを画策。家にいながらにしてキャンプ欲を満たし、その欲をさらに高めるのが三浦さんのガレージ。つまり好事家のガレージは、住む人の偏愛をさらに深まらせる。

  • Photo/Teppei Daido
  • Text/Kyoko Oya
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