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20代夫婦の家づくり。ゼロキューブで叶える家庭菜園ライフ。
OUTDOOR 2024.08.26

20代夫婦の家づくり。ゼロキューブで叶える家庭菜園ライフ。

人生100年時代。仮に現在30歳の人であれば、まだ70年もの時間がある。となると、そのなかでライフステージは幾度と変わり、ライフスタイルや趣味も変化し続ける。そして今回紹介する家主は27歳。これからの長い未来を想像し、熟考の末に選んだマイホームは、四角形のゼロキューブだった。

INFORMATION
藤田眞弥(会社員)
藤田眞弥(会社員)
ふじた・まさや|1996年生まれ、群馬県出身。大学卒業後に自衛隊へ入隊したのち、現在は製造業に携わる。2023年、妻の瑳也佳さんと結婚後、ゼロキューブに住みはじめる。趣味は園芸。自宅の庭では無数の植物と食物を育てている。

これから増える家族を想像しながら。

駅から少し離れた静かな住宅街に佇む藤田さんのゼロキューブ。2023年から、ここで夫婦2人仲良く暮らしている。

「実は、付き合っているときから家を探しはじめて、その頃からなんとなく、キューブ型の住宅がいいなって思っていたんです。そしてネットで画像検索していたら、ゼロキューブを見つけたんです。ぼくら2人とも好きなものが似ているから、妻もゼロキューブが気になっていたみたいで、すぐにモデルルームを見に行ったんです」

決断は早かった。モデルルームを見たその日に購入を決意。
人生最大と言っていい買い物である「家」を、即決できた理由とはなんだったのか。

無駄のない空間であることや、規格住宅だから1から間取りを考える大変さもない。自分たちらしくアレンジもできる。それと、ぼくらはこれから子供が生まれる予定なんです。そうして家族が増えたとしても、いろんな使い方が想像できること、それが一番の決め手でしたね」

もう少しで新しい家族がやってくる。さらに2人の年齢は27歳。2人目の子供ができる可能性もあれば、親との同居もあるかもしれない。いろいろな可能性がこの先の人生に待ち構えている。
どんな未来になろうとも、ゼロキューブならすべて受け入れてくれるのだ。

付けたり削ったりして、自分たち仕様に。

未来を考えて建てたそんなゼロキューブ。実際に住んでみると、その便利さに驚いたと妻の瑳也佳さん。

「普通の家であれば玄関からキッチンへ行く際、廊下を通らなきゃいけなかったりしますよね。でもここは、玄関からキッチンまで、だいたい3歩。買い物をして重たい荷物を持って帰ったとしても、すぐにキッチンがあるんです。近くにトイレと浴室があるのも良くて、ほとんど移動することなく家事ができますから。住んでみてわかったことですが、この動線は本当に便利だなと感じています」

玄関に置かれているシューズラックは、藤田さんがDIYしたもの。ブロックと板を重ねたシンプルな作りだが、実にさまになっている。鏡やスツールなども色が統一され、すっきりした玄関に。
土間収納も広く確保されていて、そこには趣味であるキャンプ道具がみっちり詰まっている。友人を招いて庭でBBQする際もここから出し入れするため、非常に効率的だ。

一階にはリビングやキッチンのほかに、ゼロキューブのオプションである+BOXで洋室を設けた。現在は洗濯物置きとクローゼットとして使用している。

「このスペースは将来を考えてのことでした。いまは多目的に使っていますけど、子供が生まれたらおもちゃなんかを置いて遊び場に。そして、いつかぼくたちの足腰が弱くなって、階段の上り下りが億劫になったときは、ここをぼくらの寝室にしようと思っています」

一室を無くしリビングを広くとることも、外の庭を広げることもできた。けれど、この家にはまだ何十年も住み続ける予定。いまは明確な使い道がなくても、将来への投資としてこの部屋がある。

先述したように、規格住宅でありながら柔軟にアレンジできるのもゼロキューブの魅力。藤田さんの家で言えば、パントリーがそのひとつ。

「キッチンの奥につけたパントリーは、無理言ってつけてもらいました。本来であればトイレがあるスペースなんですけどね。ここに食品を備蓄できるので、キッチンに無駄な食材をおかなくて済むので見た目がすっきりする。非常用のものたくさんおけますから」

それと、本来であればゼロキューブにはバルコニーが付いている。2階からアクセスできるようになっているのだが、バルコニーは使うことがないために、取っ払った。そこにできた余分のスペースは、ウォークインクローゼットにあてた。

「おかげで、クローゼットはとても広くなりました。逆に、子供部屋にはクローゼットをつけずに、ここにみんなの服を置けたらいいなって考えています。いまは2人分しかないのでガラガラですけど、これからぎゅうぎゅうになって行く未来を想像するだけで、うれしくなりますよね」

庭に生い茂る植物と作物。

ここまで藤田さんが作ったゼロキューブの魅力を紹介してきたが、この家の最大の見どころは、外にある。
コンクリートの駐車場以外、外構のほとんどはDIYで制作した。更地には砂利を引き、フェンスを建てた。春や秋の涼しい季節は、友人を招き砂利の上にアウトドアのテーブルやチェア、ランタンなどを並べてBBQすることもある。これから家族が増えたなら、もっと多くの時間をこの場所で過ごすことになりそうだ。

そして、フェンスをくぐった先にあるのが、藤田さん自慢の20坪ほどの庭。天気のいい日は、ここで朝食を食べたりもする。圧巻なのは、そこに植えられている観葉植物と作物。

「前に住んでた家でも観葉植物が趣味で、いろいろとやっていたんです。そして、ここに移り住むことを決めたときに、絶対畑をやりたいと思って、念願が叶った感じです。いま育てているのは、ナス、バジル、キュウリ、大葉、ピーマン、モロヘイヤ、 ミニトマト、ミョウガ、とうもろこし」

これらの食材がテーブルに並ぶこともある。この日は、もぎたてのバジルを載せてピザトーストを。スーパーで買うものよりもフレッシュで、爽やかな香りが鼻を抜けていく。
BBQのときは、とうもろこしやナスを収穫してそのまま直火で焼くことも少なくない。自分で大切に育てた食材は、どんなものよりもおいしいものだ。
まだ実はなっていないが、バナナやパイナップルの木も植えられている。収穫できるのは来年あたり。

繰り返しになるけれど、藤田さんがこの家に引っ越してきたの昨年。約一年の間で、ここまで立派な畑を一から作った。

「休みの日は、ほとんど庭にいますし、平日も仕事が終わってから30分ぐらいは庭にいます。夜は、カーテンを開けて庭を眺めています。 ほんと、庭オタクみたいな感じですよ(笑)」

庭があることで、極端にスマホを見る時間が少なくなったという。熱帯魚の飼育も趣味であるため、家にいるときはずっと体を動かし続けている。ゼロキューブに引っ越してからは、休日の過ごし方も360度変化したという。

「ここに来る前、集合住宅に住んでいた時は、外に遊びに行かないと気が済まなかったし、家にいるのがもったいないと思っていたんです。でもいまは、妻がいて、居心地のいい空間があって、いちばんの趣味が家にある。どこにいるよりも、家にいる時間が一番楽しいんです

ワクワクと安心感を与えてくれるゼロキューブ。

いざ、新居に住み始めてみると「もっとこうしておけば…」という後悔が少なからずあるもの。けれど藤田さんは「なにも後悔がない」と言い切る。というのも、建材も、間取りも、徹底的にリサーチしたからだ。

リサーチに使ったのが、『LIFE LABELの家づくりアプリ』。
アプリ内では、家を建てた際のシミュレーションを細かく行うことが可能で、間取りのアレンジや壁紙、床材なども指定し、完成系をイメージすることができる。細かな値段も確認することができ、予算に合わせた最適解を導き出せる。

「ほんと、何度もシミュレーションを繰り返しましたね。この建材を使ったら予算がオーバーするから変えようとか、こんなオプションもあるんだとか、いろいろな発見がありました。UIも使いやすいから、アプリに詳しくなくても誰でも簡単に操作できますから。きっとこれがなければ、ここまで満足する家にはなってなかったはずです」

当時、藤田さんたちが使っていたときよりも現在は更にアップデートが施され、ゼロキューブに住んでいる先輩住人のライフスタイルを参考にしたり、暮らしのアイデアを見て、自分の“住みたい”をイメージができる画像検索機能も追加された。家を建てる前も、建てたあとも、家づくりのいろんなヒントを得られるようになっている。

住んで1年経っても帰ってくる度にワクワクするし、安心する

どんな家族の形でも、どんな趣味も受け入れてくれて、冒険心と安らぎが共存する。
ゼロキューブの魅力は、掘っても掘っても尽きることがない。

  • Photo/Sana Kondo
  • Text/Keisuke Kimura
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