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乗り物LOVERの趣味と平屋の一軒家
GARAGE LIFE 2022.10.06

乗り物LOVERの趣味と平屋の一軒家

烏頭尾 拓磨/フォトグラファー

暮らしに欠かせない「愛車」。最近ではクルマだけでなくスタイリッシュなe-bikeも続々と登場し、その選択肢はさらに広がっています。今回は、自転車がマイブームというフォトグラファーの烏頭尾拓磨さんのご自宅にお伺いし、ライフスタイルを反映した心地よい住まい作りのコツから趣味と実用性の両方を叶える相棒選びのポイントまで教えてもらいました。

INFORMATION
烏頭尾 拓磨(フォトグラファー)
烏頭尾 拓磨(フォトグラファー)
うとお・たくま|アウトドアからファッションまで、幅広いフィールドで活躍するフォトグラファー。プライベートでも釣りやサップといったアクティビティを趣味として楽しんでいる。

セルフリノベで目指したのは、海を感じる理想の住まい

烏頭尾さんが2年前に引っ越してきたというご自宅は、築50年超えの米軍ハウスをセルフリノベーションした平屋の一軒家。広い庭に面したリビングには太陽の光が差し込み、明るく開放的な印象があります。

「天井も少し高く作られていて、抜けが良いところがお気に入りですね。休日の時間が少しでもゆったり感じられるような、落ち着ける空間というのは僕にとって理想の家。せっかく海に近い環境で暮らしているので、家でもそのムードを楽しめるように庭にウッドボードを立てたり、ヤシの木を植えたりとマイペースにリノベーションを楽しんでいます」

乗り物LOVERの趣味と平屋の一軒家

樹くんが安心して遊べるように、リビングにはあまり物を置かずに広々と使っているのもポイント

最近は自宅で作業することも多いという烏頭尾さん。仕事の合間の気分転換にはコーヒーとプロジェクターが欠かせないと言います。

「コーヒーが好きなので、豆から挽いてハンドドリップで淹れてゆっくり飲む時間はたまりません。リビングにはプロジェクターもあるので、仕事がひと段落ついたらソファで大好きなアクション映画を観て、頭をリフレッシュさせるようにしています」

中古物件ならではのレトロさとリノベーションによるスタイリッシュさが同居する室内には、こだわりポイントが満載。特に水回りは手をかけたとのこと。

「もともと水回りには、古い家ならではのアルミの囲いが全部貼ってあったんです。洗面台はそれを全部剥がして、モルタルと漆喰を塗り直しています。ボールだけ残して、台の下に木で棚を作りました。ここは賃貸物件なので、現状復帰できる範囲で工夫しています」

ギターや釣り、サップなど幅広い趣味を楽しむ烏頭尾さん。好きなものに囲まれた生活の中で、使っている道具の手入れの瞬間も至福に感じられるのだとか。

「道具の手入れをしている時間は特に好きですね。カメラもそうですが、釣りをする時も帰ってからリールを洗う瞬間までも楽しい。『今日も頑張ったな』なんて思いながら道具を手入れしていくたびに、どんどん愛着が沸くのを実感します」

自分好みの一台へと変身した、97年式のラシーン。

乗り物LOVERの趣味と平屋の一軒家

愛車の ’97 NISSAN RASHEEN

7年前に中古で購入された〈ラシーン〉は、烏頭尾さんのライフスタイルに寄り添ってきた、まさに相棒。

「当時、家の近くで借りられる駐車場に車高の制限があって、その条件をクリアできる車種の中でデザインがいいなと思ったのが〈ラシーン〉でした。〈ラシーン〉は作りが単純でカスタムしやすいのもポイント。好みのスクエアフォルムは生かしつつ、クラシックな丸いフェイスに憧れてライトを含むグリルごと交換したことで、理想の一台に生まれ変わりました。今のクルマに比べるとエンジン音はすごいし、壊れやすかったりもしますが、壊れても直してずっと乗りたいと思えるクルマ。何よりも見た目がすごい好きなので、手をかけながら大切に乗っていきたいです」

仕事柄、機材などたくさんの荷物を載せることが多いため、ルーフにはキャリアを設置。このキャリアは仕事だけでなく、家族で出かける時にも活躍しているそう。

「意外と中が狭いので、子供のチャイルドシートをつけたら全然物が入らないんです。そこでキャリアをつけて上にも載せられるようにしました。キャンプなど遠出をするときはかなり活躍しています。仕事の日も釣り道具を一緒に積んで、帰りにふらっと釣りに行ったりします。
仕事に行って、帰って、ご飯食べて寝るというだけのサイクルだと、ちょっとずつ疲労が溜まっていってしまうのですが、忙しくても少しだけ海に寄ったり、釣具を見に行ったりするだけでスッキリする。そういうちょっとしたことがモチベーションになって、また仕事につながっていると思います

〈WO BIKE〉が来てから変わった、家族と過ごす時間。

烏頭尾さんが最近お気に入りの愛車は昨年末にローンチして以来、注目を集める次世代e-bikeブランド〈WO BIKE〉のもの。最初は一目惚れだったそう。

「仕事で撮影させていただいたことがあって、まずはデザインに惚れました。実際に試乗させてもらうと、想像以上の馬力に驚いてすぐに欲しくなっちゃいました。乗り出してから3ヶ月ほどですが、この辺りは坂が多いので本当に重宝しています」

乗り物LOVERの趣味と平屋の一軒家

WO M2X-1 GREEN ¥275,000(WO BIKE)

乗り物LOVERの趣味と平屋の一軒家

ビー(BEE®) ¥57,200(Burley)

家族で出かける時は、自転車の後ろに取り付けたチャイルドトレーラー〈ビー〉が長男・惟月くんの特等席。電動自転車の心地よい揺れに、乗るとすぐに眠ってしまうんだとか。

「今では僕も奥さんも一人一台電動自転車を持っているので、休日は少し遠くのご飯やさんまで自転車で行って、朝ごはんを食べて帰るというのが、我が家のちょっとしたブーム。車で出かけていた時は、駐車場を探したりとなんやかんや億劫なことも多かったのですが、自転車で出かけるようになってからは、もっとアクティブに家族との時間を楽しめるようになりました

ライフスタイルの変化に合わせて、創意工夫を重ねながら自分らしい一台へと変化を遂げる愛車たち。家もまた、同じように手をかけた分だけ愛着と思い出が積み重なっていく。デザインと使いやすさによって選び抜かれた家やモノの周りには穏やかな家族の風景が広がっていました。

  • Photo/Hiroshi Nakamura
  • Text/Ichitani Mikiko
LL MAGAZINE