BBQにぴったりなウッドデッキと庭のある家。

よく晴れた休日。いつものように出掛けるのもいいけれど、家族だけでなく気心の知れた友人を招いたアットホームな空間でのBBQは、大人になった今理想的な週末の過ごした方のひとつかもしれない。

そうとなれば、準備も少しだけ張り切って。料理はもちろん、楽しく快適な空間作りでみんなに喜んでもらいたい。FREAK’S HOUSEのように庭を囲むようにできたウッドデッキがあれば、手軽にプライベート感を演出しつつ、BBQを楽しむことができる。今回は、この家を舞台にBBQをより一層楽しむためのアイデアを紹介する。

自宅とBBQ場の大きな違いは、水場や調理場が側にないこと。キッチンと屋外を何度も往復するのは少し手間が掛かる。始まる前の準備で疲れてしまっては元も子もないが、この家のようにキッチンやリビングから庭への導線がしっかりあると話が違う。あくまで「いつものBBQをちょっと豪華に」をテーマに、準備や片付けも簡単なホームパーティーの延長のようなイメージで楽しみたい。

家でやるからこそ、飾り付けや食器にもこだわりを。

アウトドアでのBBQとなると、つい紙のお皿やコップなど簡易なものに頼ってしまいがち。しかし、それじゃちょっと味気がないし、あまりエコじゃない。室内と距離の近い庭だからこそ、その点は無理することなくこだわって用意してみるのもいい。

お気に入りの食器を並べ、フラワーベースに花を生け、テーブルにはクロスを敷く。これだけでもテーブル周りは一気に華やかな印象に。いつものアウトドア用品を使っても、飾りつけ次第で普段とは違った特別な空間に仕上がるので、ぜひ参考にしてほしいアイデアだ。

テーブル周り以外も、せっかくだからインテリアとして映えるチェアや、子供もうれしいおもちゃなどを並べて、もっと賑やかな雰囲気に。アウトドアへ持って行くわけではなく、家で使うものであれば、機能性よりも見た目を重視して選んでもいい。こんな庭があったら、きっとそんな風に考えて、いろいろと揃えたくなるはずだ。

せっかくならメインディシュも賑やかで、楽しいものを。

ここまで賑やかな空間作りを行なってきたのだから、メインである料理もひと手間加えて気分が上がるものにしたい。ただ肉を焼いて食べるだけでなく、それをパンに挟んでハンバーガーやホットドッグにすれば、大人も子供も大好きな映えメニューが完成。見た目も派手なので、いつものBBQがより一層盛り上がること間違いなし。

ハンバーガーというと調理に少々手間がかかってしまいそうだが、バンズとパティを焼いて、お好みの野菜を挟むだけという至ってシンプルな工程で十分。サイドメニューはカットした野菜や肉を串に刺し、BBQらしく豪快に焼き上げるだけでいい。

ハンバーガーもホットドックも、シンプルなBBQ串も。そのどれもが子供の頃からずっと変わらず好きなもの。準備や片付けが楽ちんな家でのBBQだからこそ、子供から大人までも愛されるメインディッシュを用意すれば、アウトドアで行うよりずっと特別なものになる。

「デザートまでしっかり楽しむ」が家BBQのルール。

ハンバーガーで空腹が満たせたら、今日は特別にデザートまで。炭火で焼くマシュマロもおいしいけれど、少しジャンクな食事を楽しんだので、お口直しも兼ねて今回用意するのはフルーツポンチ。フレッシュな果物の色合いが、“ちょっと豪華”なBBQにふさわしい華やかさを添える。

フルーツもハンバーガーに負けず劣らずな、子供から大人まで愛される食べ物の代表格。旬な果物をメインに選びつつ、子供の好きなものを多めに入れてあげれば、この日一番の満足気な表情を見ることができるかもしれない。

家族や友人との仲も深まった、“ちょっと豪華”なBBQ。

肝心なのはいつもより“ちょっと豪華”であること。頑張り過ぎてしまうと疲れてしまうから、いつもやっている準備や料理にひと手間を加えるだけでいい。しかも、家の庭でやっているから、後片付けも楽ちん。「また来週もやろうよ」。子供たちからのお願いは、大人たちにとってもうれしい誘いの言葉に変わっていた。