フィンランドを拠点に活動を行う2組のアーティスト
IDÉE バイヤー 大島 忠智
インテリアスタイリストや、セレクトショップのキーマン、クリエイターなど、さまざまな分野で活躍する「ライフスタイルのつくり手」をゲストに迎え、「飾ること」「暮らすこと」にまつわる、とっておきのアイデアや工夫を紹介していただく連載コーナーです。
こんにちは、インテリアブランド「IDÉE」のバイヤー 大島です。
今回は9月に行ったフィンランド・ヘルシンキでのことを紹介したいと思います。
ヘルシンキに行くのは意外にもまだ2回目。前回は極寒の2月でした。
9月のヘルシンキは、少し肌寒いぐらいの気温で軽いアウターでちょうど良い季節。街もコンパクトなので、徒歩と路面電車を使って巡りました。
プライウッドでつくるウォールアート
出張の目的は、2組のアーティストとの展示会に向けた打ち合わせ。
1組目は、イラストレーター『マッティ・ピックヤムサ(Matti Pikkujämsä)』。
ヘルシンキを拠点に、新聞の挿絵や絵本、marimekkoのテキスタイルデザインなども手掛ける人気のイラストレーターです。
今回展示をするのは、プライウッドをカットし、そこに絵を描き、壁から浮き出るように飾るアート。
動物や植物、日常で使う道具など、生活の身近にあるものをテーマに、アートを飾ることが楽しくなる作品を制作しています。
展示会はイデーショップ 自由が丘店の3階で、11月9日(金)より開催します。
遊びごころたっぷりのマトリョーシカ人形
2組目は、フィンランド人ヨハン・オリンと韓国人アーム・ソンによるデザインユニット『カンパニー(COMPANY)』。
マッティさんのアトリエから100mぐらいの場所にアトリエを構えています。
2007年から始まった「SECRETS FROM ~」は、カンパニーが世界中を巡り見つけた各地の伝統工芸からインスピレーションを受け、現地の作り手とともにものづくりを行うプロジェクト。
伝統工芸に新しい視点や遊び心を加えた作品が評判を呼び、海外でも話題のユニットです。
すでにイデーのショップでは、彼らがロシアで作っているマトリョーシカを販売していて、ギフトに人気のアイテムです。
彼らとは来年の秋頃、世界各国の職人と制作する作品を一堂に紹介する展示会を開催予定です。
眺めていると思わず微笑んでしまう、愛らしい品々をお楽しみに。
今回ご紹介した作品は、どれも1つあるだけでインテリアのアクセントになるものばかり。
展示会の情報は「IDÉE」のWEBサイトにも掲載していきますので、ぜひチェックしてみてください。
- 大島 忠智 TADATOMO OSHIMA
- インテリアブランド「IDÉE」で買い付けや企画を担当。 インタビューWebマガジン"LIFECYCLING interview & photo"の企画運営を行う。また、音楽レーベル"IDÉE Records"を主宰し、CDのプロデュースからDJ、執筆、USEN放送<IDÉE Records Channel I-36>の選曲・監修などを行っている。
- Instgram - @oshima_tadatomo
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