長く愛せるベーシックを住宅にも。“普通にいい” を形にした家 From POPEYE
From POPEYE
LIFE LABELではこれまで様々なブランドや企業と一緒にコラボレーションをして、住宅を作ってきました。この「LIFE LABELとつくる家」は、そのコラボレーションして誕生した住宅のこだわりポイントと、デザインを担当した各社の想いを改めてじっくり語ってもらう企画。今回は、シティボーイのためのファッション&カルチャー誌『POPEYE(ポパイ)』とコラボして開発した「Mr.Standard produced by POPEYE」についてご紹介します。
プロダクトの名前は「Mr.Standard produced by POPEYE」
独自の世界観で様々なライフスタイルとカルチャーを作ってきた雑誌『POPEYE』とLIFE LABELがタッグを組み開発したのは、ちょっぴり意外かもしれませんが “普通にいい家”。奇抜なアイデアも、いかにも「おしゃれでしょ?」みたいな変な押しつけもない。誰にでも住みよい空間を目指し、それぞれのこだわりを詰めこんで完成したのが「Mr.Standard produced by POPEYE」です。
ネーミングの由来には、『POPEYE』ならではの視点が込められています。
「理想の住宅について考えたときに頭に浮かんだのは、普段好んで着ているなんでもないデニムやスウェットやスニーカーのこと。シンプルで、丈夫で、見た目も好みで、使い勝手もよくて。普通だからこそ誰にでも似合うし、飽きずに使い続けられる。そんな服のことを “スタンダード” と呼ぶとしたら、住宅のスタンダードも同じようなものかもしれない。それはきっと、シンプルで必要十分な機能が備わっている家。住人の持ち物があって初めて完成する家。つまるところ、自分の好きなように住める家ということになるのだと思います。そんな僕らの “普通にいい” を形にしたのが、この『Mr. Standard』です」
コンセプトは『これ、そのままください!』と心から言える家
『POPEYE』に言わせれば、家=でっかい家具。サイズもちょうどよく収納力も十分で見た目も好み。カッコいいものにありがちな、不便さや使いにくさについても充分考慮してあって、まるで大きめの家具を買うくらいの気持ちで「これ、そのままください!」と心から言える家があったら……とカタチにしたのが、三角屋根が特徴の「Mr. Standard」です。
「目指したのは無駄な素材を省いた、シンプルで “ちょうどいい” 空間。選んだ人、住んだ人の個性がしっかり出るような、引き立て役となる箱をイメージして作りました。心がけたのは、既にあるモノや素材=レディーメイド、を少し違う角度からフラットにセレクトすること。つまり、素材1つ選ぶにしても、建築やインテリアの常識を超えて、ファッションやカルチャーの観点から選んだことで、ちょっとだけ面白い組みあわせにすることができました」
『Mr. Standard』は、個々の暮らし方を十分に反映できる余白を残し、ファッション的な感覚を持って着飾ることができ、インテリアを見つけていく楽しみも生まれる場所。住まい手と共に変化していける、そんな住居に仕上がりました。
“普通にいい” “ちょうどいい” を実現するために
“外観” のちょうどいいポイント
ありそうでないバランスの平屋は、モダンなハット=小屋。
アメリカ西海岸の平野にポツンと佇むラフな小屋をイメージソースに、木枠の窓や土壁のようなニュアンスのある壁を使用。また、大きな三角が印象的な屋根は、とてもシンプルな形状の「切妻(きりづま)屋根」に。日本に多い土地に合わせて間口を狭く、奥行きを長くするなど、こだわりが詰まった現代的なフォルムになっている。
“間取り” のちょうどいいポイント
気になる間取りは、1LDK +クラフトスペースで延床面積は86.12㎡(26.05坪)。オプションで2Fに部屋を増築することも可能。空間を上から見下ろすことができ、高低差を使った広がりを感じることもできる。家の中央に配したデスク付きの自由な空間は、「クラフトスペース」と命名。読書や音楽を楽しむ趣味部屋としてはもちろん、仕事部屋としても。
“内装” のちょうどいいポイント
内装には、クラフト感を感じるラワン合板を採用。経年で、表情が味わい深くなっていくのを楽しめる。大空間の壁は、飾り放題! 見えるところに置いておきたくなるものをたくさん持っている人も多いだろうから、オープンなシェルフもパントリーを筆頭にあちこちに。ドアノブやタイルなど、何日間でも悩んでいられるパーツも、ちょうどいい既製品をセレクト。
“キッチン” のちょうどいいポイント
光が差し込む清々しいキッチンはステンレス製の既製品で、タイルも “普通にいいもの” をチョイス。なんだかんだ人が集まるキッチンのカウンターは部屋向きに。カウンター下はいつもの料理をラクにする、サッと出し入れができるオープン収納になっている。
“収納” のちょうどいいポイント
寝室脇のウォークインクローゼットには、ハンガーポールだけでなくシンプルな棚を設置。スペースも広すぎず狭すぎず、いい塩梅に。「これで足りるかな?」と、頭を悩ませるくらいがちょうどいい。…はず。また、クラフトスペースの隣に設けた納戸には、生み出した作品を飾るもよし、趣味の道具をしまうもよし。物持ちさんも安心の収納力!
“インテリア” のちょうどいいポイント
「ここに棚があったらな」と思う場所には、もれなく造り付けの棚を用意。旅先の思い出やお気に入りの雑貨、アートなどは、フォーカルポイントである、リビング脇のオープンシェルフに素敵にディスプレイしよう。
スタンダードな住宅でありながら、使い手が好きに楽しめる魅力を備えた「Mr.Standard produced by POPEYE」。洋服同様、シンプルなものを自分なりに調えていくのは楽しい作業。オーダーメイドで自分に合わせるのもいいけど、もともとの作りが良くて飽きないものをいじっていく方がその過程も含め、楽しかったり。あなたなら、シンプルな箱をどうアレンジしていきますか?
リリースを記念し、「GREENROOM FESTIVALʼ21」に出展しました!
「Mr.Standard produced by POPEYE」のリリースを記念し、2021年5月、横浜赤レンガ地区野外特設会場にて開催された、⽇本最⼤級のサーフカルチャーフェスティバル「GREENROOM FESTIVALʼ21」にブース出展しました。
期間中は、「Mr.Standard」をモチーフにした TシャツやCAPなどのオリジナルグッズが当たるSNSキャンペーンを実施。また、InterFM897にて放送中のラジオ番組「LIFE LABEL RADIO」の公開収録を豪華ゲストを招いて行うなど、ワクワク感を感じられるようなイベントを開催しました。
出展の様子をまとめたアーカイブ動画も是非ご覧ください!
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