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雑誌POPEYE(ポパイ)の家「Mr.Standard」に住んだら。
FASHION 2022.05.06

雑誌POPEYE(ポパイ)の家「Mr.Standard」に住んだら。

大河原 健太郎/アーティスト

いつか広い家に住んだら、クリエイティブなことや趣味に没頭できる自分だけの作業部屋を持つのが夢だった。世界で活躍するあのアーティストがもしそういうスペースを家に持っていたら、どう使うんだろう。今回は雑誌POPEYE(ポパイ)とコラボした住宅、「Mr.Standard produced by POPEYE」のクラフトスペースをアーティストの大河原健太郎さんだったらどう使うか、聞いてみた。

INFORMATION
Mr. Standard produced by POPEYE
Mr. Standard produced by POPEYE
「“普通にいい”スタンダードを住宅にも」をコンセプトに、LIFE LABELが雑誌POPEYEとタッグを組んで立ち上げたプロジェクト。機能はシンプルに、無駄な素材を省くことで、住む人の個性が引き立つような家ができました。好きなものを詰め込んで、自分らしく家をアレンジできる「Mr.Standard produced by POPEYE」の詳細は特設サイトにて。
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大河原 健太郎(アーティスト)
大河原 健太郎(アーティスト)
おおかわら・けんたろう|1989年生まれ、東京都出身。“愛”をテーマに掲げ活動するアーティスト/ペインター。喜怒哀楽といった人間の感情をピュアな感性と卓越した色彩感覚で落とし込まれた作品は国内外から高い評価を受けている。自身のプロダクトブランド「More Love」も手掛ける。

おばあちゃんとの絵葉書から、愛を伝えるアーティストへ。

小さい頃から絵を描くのが好きだったという大河原さん。その原体験はお婆ちゃんと互いに送り合っていた絵葉書にあった。「自分のおばあちゃんが、おじいちゃんが亡くなってひとりで暮らすことになって。その時から手紙を送り始めたんです。そこで手紙に絵を描いたら、おばあちゃんも絵を描いて送り返してくれて、それが何年か続いて。だから、昔から自分が絵を描くと誰かが反応してくれるという感覚が当たり前にあって、それが気持ち良かったんです」

その後、大河原少年は普通に大学を出てどこかの企業に就職するという将来を想像できなかったことから、なんとなく美大に進学する。「大学の図書館でバスキアの画集を見て、それまであまりアートについて詳しくなかったら衝撃を受けて。そこからいろいろなアーティストの作品を見るようになって、卒業する頃には自分もその一員になるんだと思っていました」

「最初は“誰にどう思われてもいい、自分さえ分かればいい”みたいなスタンスだったんですけど、ある程度自分のやりたいことが見えてからは、コミュニケーションすることが素晴らしいのに、自分から壁を作ったら意味ないじゃんと思うようになりました。小さい子供やおじいちゃん、どんな国に住んでいて、どんな時代かで伝わる意味は違うけど、ちゃんとその人の生活に影響を与える作品でありたい。ものを大事にするとか、家族やパートナーにちゃんと愛を伝えるとか、そういう些細なことの積み重ねが大切だと伝えたい。そうやって、絵を通していろいろなことが見えるというのが理想ですね」

必要なものをギュッと詰め込んだ、自分だけの作業部屋。

コミュニケーションすることの大切さは海外での展覧会時により強く感じたという大河原さん。その後、さまざまな見知らぬ土地でアートショーを開催することがライフワークのひとつとなったことから、アトリエは家族の住む実家の近くに構えているという。「コロナ禍の前は海外を行ったり来たりして、ほとんど日本にいなかったので、帰って来るときぐらいは家族の近くにいようかなと思って」

そんな現在のアトリエは、アートを制作するスペースと大河原さんの好きなものが詰まった空間になっている。「昔から生活の中に自然と絵を描くことがあったから、これをやるときはこの場所とかをあまり決めずに、いろいろなものがギュッと集まったスペースにしています。どこにいても必要なものがあって手の届く感じがいいんです。デスクワークや簡単なスケッチはこの机でやったり、ペインティングは壁に貼ってやったり、いろいろなことをひとつの場所でできるようにしています」

棚のあるスペースには、おもちゃや絵がズラリと並ぶ。よく見るとどれも個性的なものなのに、オレンジの色合いのものが多かったり、まとまりがあるように見えるのは大河原さんらしい世界観。

「おもちゃは本当にジャンクな感じが好きなんですけど、おもちゃの市場というか、海外のリサイクルショップとかで見つけて買ったりしています。絵は友達の子供が描いてくれたものが多いです。やっぱり子供の絵っていうのは最高ですね。こうやって描いてくれるのはすごく嬉しいので飾ってますけど、自分の子供とかできたらどうなっちゃうんだろう(笑)」

「あと、俺片付けが苦手なんですよ。ルールを決めとかないとすごいことになっちゃうので、絵の具などのカラー剤はスニーカーの空き箱を利用して、それぞれ色別に収納していたり、筆や道具とかもまとめてしまうようにしています」

POPEYEの家「Mr.Standard produced by POPEYE」にある理想のクラフトスペースを考えてみた。

生活と制作をあまり分け隔てずに、お気に入りのものをたくさん飾りながら、作業もしやすいスペース作りを意識している大河原さん。もし、そんな彼が生活空間のすぐ隣に作業場=クラフトスペースを作ることができる「Mr.Standard produced by POPEYE」に住んだなら、一体どんな部屋になるんだろう。

大河原さんが想像したのは、おもちゃと画材や道具に囲まれたような空間。
「左側の棚はやっぱり全部おもちゃ棚にしたい。おもちゃの祭壇みたいに、自分を集中させてくれる守り神的な存在として並べる(笑)。引き出しの中には本や画材、スケッチブックなどを。このデスクの前に座って、おもちゃで遊んだり、スケッチしたり、絵を描いたりしたいですね」
理想のスペース案も素敵だけど、せっかくなので大河原さんらしいちょっとファンタジー(?)な夢のあるボツ案も聞いてみた。



「床には植物が生えていて、外は大自然で、天井も窓にする。壁もぶち抜いて隣の部屋の人たちも見える。俯瞰で自然も見えるし、人間の活動も見える。屋内にいるけど、人間ありきの動物園みたいな部屋なんてあったらいいよね(笑)」

大河原さんの作品から感じる愛や人の温もりは、理想の部屋づくりの考えにも現れていて、なんだか嬉しくなった。そんな彼の部屋から生まれていく作品は、これからまたさらに多くの海を渡り、もっとたくさんの人の顔を笑顔にするに違いない。

  • Photo/Hidetoshi Narita
  • Text/Sota Nagashima
  • Illust/Yoshifumi Takeda
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