はじまりはゼロキューブマリブ。植物とアメ車で西海岸ライクに。
石岡さん一家が暮らすのはゼロキューブマリブ。西海岸テイストな住まいを舞台に、庭に広がるのはこだわりの詰まったドライガーデン。石岡さんは「始まりはマイホーム」と言い切り、今も植物の育成と手入れに余念がない。その始まりのストーリーをひも解くと、今も広がり続ける趣味があった。
- 石岡 大樹(美容師)
- いしおか・たいき|妻の香名さん、長男の怜大くん、次男の建人くん、長女の花望ちゃんとの5人暮らし。2軒のヘアサロン『nico』と『Always sunny garden』を経営し、自身と妻もスタイリストとして活動。プライベートの趣味は植物とアメ車。
- Instagram - @a.c_base
細かな演出にも目を奪われる、こだわりのドライガーデン。
「もちろん、家で過ごす時間も好きです。ただ、休日は家族一緒に出掛けることが多いかな。ちょっとした買い物や遠出はもちろん、この家が完成して、今の暮らしが定着してからは、イベントに参加する機会が増えたので」
石岡さんファミリーが暮らすのは“西海岸の風を感じる開放的なビーチハウス”をモチーフとしたZERO-CUBE MALIBU。リビングの大開口からつながるウッドデッキを備え、さらに石岡さんは屋上バルコニーのオプションもプラス。それは5人家族が暮らすにも悠々な、まさに開放的なマイホーム。
しかし、それでも外に出掛ける機会が多い理由は、石岡さんの趣味にある。ウッドデッキに面した庭には、インパクト抜群の植物と無骨な庭石が織りなすドライガーデン。庭石のそこかしこにフィギュアをあしらう演出もニクい。一方、青空の下に広がる屋上には小ぶりな植物たちが列をなし、太陽の光を浴びてはすくすくと生長している。
「僕たちが頻繁に参加しているのも植物のイベントです。参加者が育てた植物を出品して、見てもらって、買ってもらって、植物好きたちと交流する。と言いつつ、僕ら夫婦が出品するのは植物ではなく、自分たちでデザインしたアパレル(笑)。そんなふうに自由なイベントだけに、子共の参加も大歓迎。家族一緒に楽しんでいます」
聞けば、植物に魅了されたのは今から3年ほど前。そして、一家のマイホームとして建てたZERO-CUBE MALIBUが完成したのが2021年7月のこと。石岡さんは「植物にハマったのは、この家がきっかけです」と振り返る。
植物もアメ車も、その出発点は“この家に似合う”こと。
「自分たちの戸建てを持つなら、どんな家にしよう。具体的な理想があったわけじゃなく、ZERO-CUBE MALIBUに決めた理由は西海岸をモチーフにしていたから。というのも、僕はアメリカンテイストが好きなんです。祖父が青森の米軍基地の目の前でピザ屋を営んでいたこともあって、子供のころから自然とアメリカの文化に触れていて」
西海岸テイストをベースに、石岡さんの住まいはインテリアもUSムード。キッチンの照明には存在感あるハモサを選び、室内ドアはターコイズグリーンやオレンジに。家の外構には、ずばり、アメリカンフェンスを設えている。
「植物にハマった直接的なきっかけも、アメリカンフェンスかもしれない。無骨なフェンスとドライガーデンの相性って、間違いないじゃないですか。そんな思いつきから植物好きの同僚に育て方を教えてもらったところ、見事にどハマり。最初は枯らすこともあったものの、“この家に似合う庭”を追求した結果が、わが家のドライガーデンです」
“この家に似合う”ことを出発点に広がった趣味は、植物だけにあらず。何を隠そう、石岡さんが今の愛車を手に入れたきっかけもマイホームにある。以前の愛車は国産のミニバン。それが「この家に似合うクルマは?」という発想から、現在の相棒は2003年式のラムバン。かつて、クライスラーが製造していたアメ車に乗り換えたという。
「今ではアメ車から繋がった仲間のイベントに参加することもあるんです!植物好きもアメ車好きも、とにかく、こだわりが深い。集まると話が弾んで、さらに興味が深まって、クルマいじりができるガレージが欲しくなってしまったくらい(笑)」
人の環を広げ、仲間たちが集う、にぎわいのマイホーム。
マイホームをきっかけに手に入れたアメ車に乗り込み、マイホームをきっかけに広がった趣味のイベントに出掛ける。家から始まる好循環は趣味だけでなく、人の環まで広げ、石岡さんは趣味の仲間を自宅に招くこともあるという。
「実はうちのドライガーデンは、僕が所属している『IPFM』という植物の趣味の仲間と一緒に仕上げたんです。自分ひとりだけで趣味に没頭していたとしたら、ここまで続かなかったと思います。仲間たちと趣味の話をして、情報交換できるから今がある。それにこの家は、人を招くのにもってこいです。ご近所への配慮が必要なバーベキューも、屋上なら問題なく盛り上がれるから」
屋上を備えた石岡さんの住まいは、非日常の気分を味わえるバーベキューも当たり前の日常。煙もニオイも周囲の視線も気にする必要のないプライベート空間だけに、夏にはプールを設置し、3人の子供たちがのびのびと遊べる格好の場所に。そして、仲間たちが集い、にぎわうマイホームは、妻の香名さんの趣味まで広げている様子。
「妻は古着好き。でも、最近は全く別の楽しみが生まれたようです。趣味仲間のひとりにパンやお菓子作りが得意な人がいて、その方に作り方を教えてもらうたびに挑戦しています。ママの手作りを食べられるわけだから、これには子供も大喜び。広いキッチンは生地をこねるのも伸ばすのも余裕。僕だけでなく、妻もこの家を楽しんでいます」
そして、子供たちが寝静まった後にはカウンターのイスに腰掛け、グラスを傾けながらひと息。タイル張りが印象的なキッチンにはクラフトビールのサーバーも顔を出し、自宅で過ごす夫婦の時間も、まるでバーのごとく絵になる。
広がる趣味に寄り添う『LIFE LABELの家づくりアプリ』。
「植物にしてもアメ車にしても、この家を建てるまでは本当に、微塵の興味もなかったんです。それが今では、このとおり(笑)。もっといろいろな植物を育ててみたいし、アメ車に関してはもっと古い年式のクルマが欲しい。そのためにはガレージが必要。それに子供たちがもう少し大きくなったら、個室を増築できないかな、とも考えていて」
マイホームから始まった趣味は今も広がり続け、さらには子供たちが成長するにつれ、次第に暮らしも変化していく。そんなとき、『LIFE LABELの家づくりアプリ』が強い味方になる。このアプリにはLIFE LABELの住宅に暮らす人たちのライフスタイルが写真や記事としてアーカイブされ、家づくりに向けた細かなシミュレーションもできる。
「めちゃくちゃ参考になりますね。実際、この家のインテリアを考えたときも、InstagramやPinterestで画像を集めながら想像を膨らませていったんです。でも、このアプリなら僕たちが住んでいるZERO-CUBE MALIBUに限定して、画像を検索することもできる。これなら無駄なく、より現実的に、将来への想像が膨らみそうです」
もし、この家にガレージがプラスされたなら、石岡さんの趣味はさらに広がり、深まるに違いない。そして、石岡さんの念願が叶ったとき、住まいはどんな表情を見せているのか——。その変化を覗きに、またお邪魔したくなる。
- Photo/Takahiro Kikuchi
- Text/Kyoko Oya
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