オンオフを切り替える、自分だけの作業空間。
ワークスペースとは、仕事や趣味に没頭できる専用スペースのこと。寝室やリビングといった生活空間のほかに作業部屋を作ることで、より効率的に集中して作業ができる。ここ数年で家づくりにワークスペースを考える人も増えつつある。
また、こうした空間にお気に入りのアイテムをディスプレイすれば、気分を上げて作業できるという利点も。さまざまな人の活用例を参考にして、自分だけの空間を手に入れよう。
【Sampling 01.】
デスクの傍らにアートやドライフラワーを飾る。
ドライフラワーを天井から吊り下げ、ポストカードやポスターは壁にディスプレイ。趣味の植物やアートをあえて仕事道具と同じ空間に飾っている。好きなモノに囲まれた作業場は、意図しないインスピレーションやアイデアを運んできてくれる。
【Sampling 02.】
仕事と私生活を家具でゆるやかに切り分ける。
ドアや壁のない広いワンルームを、収納棚などを活用して切り分けた。仕事と暮らしが同居しながらもゆるやかに隔てられることで、無理なくオンオフを切り替えられる空間に。自分次第でレイアウトを自由に変更できる柔軟さも魅力だ。
FREAK’S HOUSE(フリークスハウス)にある、利便性の高いシェアスペース。
アメリカンローカルハウスの平屋をイメージした「FREAK’S HOUSE」。開放的なリビングや上下階の吹き抜けなど、家族や仲間との“ゆるやかなつながり”を生み出す工夫が散りばめられている。
階段を上がった先にある「シェアスペース」も、その工夫のひとつ。仕切りのないオープンな空間でありながら、プライベート感のある共用部は、家族とゆるやかにつながりながら、集中したい作業に取り組むのにぴったり。
【Sampling 03.】
趣味の道具に囲まれる空間にカスタマイズ。
壁面に有孔ボードを張ってアウトドア道具を収納した、見せる収納DIY。趣味のアイテムに囲まれたクリエイティブスペースに仕上げた。見て使って思う存分に楽しめる、自分だけのホビースペースに。
【Sampling 04.】
身支度をするちょっとしたドレッサースペース。
フロアを移動しやすい動線のよさを活かしたドレッサースペース。シェアスペース横に設けられたクローゼットに服を収納すれば、メイクから着替えまで、お出かけ前の身支度がワンストップで完結する。
【Sampling 05.】
子供を見守れるオープンな学習環境。
ランドセルを置く棚やデスクを置いて、子供たちの学習スペースに。1階のLDKとゆるやかにつながるオープンな環境は、子供たちを見守りたい親心にうれしいポイント。適度なプライベート感で、子供たちも集中力もアップ。
ワークスペースで、自分や家族との時間を充実させよう。
仕事も趣味も楽しむために、自分だけの空間を持ってみる。そんな理想的なワークスペースとしてはもちろん、家族の共用部分としても活用できる空間なら、もっと暮らしが広がるはず。そんな場所を家づくりに取り入れてみてはどうだろう?
- Photo/Taizo Shukuri、Hisanori Suzuki、Shintaro Yoshimatsu
- Text/Reina Shibata
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