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暮らしの“ひと手間”

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ウッドデッキが憩いの場になる、グリーンディスプレイ術。

#009 スタイリスト 石田有佑さん

ちょっとした“ひと手間”で暮らしを彩ることができたら、きっと毎日が楽しくなるはず。そんな思いから生まれた「暮らしのひと手間」。 今回も指南してもらうのは、ファッションのスタイリングだけではなく、植物を使った空間プロデュースを手がけている石田さん。プライベートでもたくさんのグリーンとともに暮らしているので知識が豊富。その確かな経験とセンスをもとに、ウッドデッキをおしゃれで快適な空間にし、プチアウトドア気分に浸れるグリーン活用術を教えてもらいました。

ウッドデッキは日当たりが良く、ゆったりとした時間を過ごすには最適。そんな場所をおしゃれにコーディネートできれば、もっとくつろげる、お気に入りの場所に格上げされるはず。そこで活躍するのが植物たち。石田さんのお知恵を拝借し、ウッドデッキにぴったりな、簡単にできるグリーンディスプレイ術を教えてもらいました。

石田有佑さん
石田有佑さん
スタイリスト熊谷隆志さんに師事し、2011年に独立。雑誌やwebマガジンなどのファッションメディアや広告のスタイリングを手がけている。その活動はファッションだけに留まらず、アシスタント時代に学んだ植栽の知識を活かして自身が主宰をつとめる「UI PRODUCT」で、植物とインテリアの空間コーディネートを手がける。

【アイデア01.】 ナイロン製バッグを使ったプランツカバー

ウッドデッキに植物を置けば、おしゃれに大変身!そこでこだわりたいのは植木鉢。どんなデザインを使うか次第で植物の表情が変わりますし、インテリアとの相性も考えたいところ。せっかくなら、色や形、素材を吟味して、グリーンをおしゃれに飾りましょう。

ナイロン素材のエコバッグ。

ナイロン素材のエコバッグ。

無地のエコバッグでもこんなにおしゃれに。

無地のエコバッグでもこんなにおしゃれに。

プレーンなプラスチックの鉢ではせっかくのグリーンも味気なくなってしまうもの。そこで活躍するのがプランツカバー。プラスチック鉢もおしゃれに着せ替えることができ、気分が変わればすぐに交換することもできるから大変便利。わざわざ買うのが面倒なら、IKEAの青いキャリーバッグのような、家にあるナイロン製のバッグを被せるだけで完成です。
「陶器の鉢はおしゃれでも、重くて動かしにくいです。しかし、プラスチック鉢にバッグを被せると、楽に移動できますよ。日中はウッドデッキに運んで太陽に当て、日が暮れたら室内にしまいやすい。そして何より、好みのカラーリングを選べるから、おしゃれを演出しやすいです。」
おすすめはナイロン素材。水やりをしても漏れにくく、手入れが簡単。湿気が多い季節でも清潔に保てます。もし持っていなくても、高価ではないので手を出しやすいのもポイントです。

【アイデア02.】 簡単に作れるプラントテーブルでリラックス

心地いい風が吹き抜けるウッドデッキは、くつろぎの場に最適。ゆったりとコーヒーや紅茶を飲む昼下がりは、心休まる貴重な時間です。その際に必要となるテーブルは、グリーンと組み合わせてしまえば一石二鳥!

すのこを立て、鉢を囲うように設置。

すのこを立て、鉢を囲うように設置。

その上に板を被せれば"プラントテーブル"の完成。

その上に板を被せれば"プラントテーブル"の完成。

テーブルの中央から幹が伸び、その周囲にカップを置けるプランツテーブルは、かなりの便利アイテム。『プランツテーブル』として商品も販売されていますが、案外高い買い物に。そこで石田さんのアイデアが光ります。植物の鉢のまわりを4枚のすのこで囲み、天板となる板を乗せるだけ。簡単にプランツテーブルが完成しました。
「すのこをビス止めしてもいいですが、立てるだけでも意外と安定するのでカップを置いても大丈夫。すぐにバラすことができるので、使わない時は片付けておけばウッドデッキがゴチャつかず、すっきりとした印象をキープできます。使いたい植物の鉢のサイズに合わせられますし、何より安く、簡単に作れるのがポイント。天板を止めていないので、植物に水やりもしやすいです。」

コーヒーを飲むスペースとしてもgood。

コーヒーを飲むスペースとしてもgood。

石田さんはニスを塗って光沢感をプラス。オイルやワックスを塗って、インテリアに合わせた演出をしてみるのも楽しそう。

【アイデア03.】 おしゃれに育てる再生野菜

野菜の根っこやヘタを水に浸け、再び成長させて収穫する、エコな再生野菜(リボーンベジタブル)を育てている人も多いのでは? 土も肥料も不要で簡単に始められて、小さなスペースでも栽培できるので家庭菜園を断念した人でもトライしやすいことから話題に。

タッパーを使う人も多いですが、せっかくならおしゃれに育ててみるのはいかがでしょう。
「きれいなグラスやアウトドアで使うシェラカップに植えるだけで見た目が一変、スタイリッシュにシフトします。ただ栽培するだけではなく、見た目を重視することによって、長く続けられそうです。」
一種類だけでは少し寂しいので、豆苗や水菜、大根、ねぎなど数種類をまとめれば賑やかになり、思わず日々の成長をSNSでシェアしたくなっちゃいます。水の管理や直射日光に注意すれば手軽に育てられるので、ウッドデッキの空いたスペースを使ってみることをおすすめします。

石田さんに聞く、植物の育て方のコツ

緑に囲まれながら過ごすウッドデッキは、お気に入りの定位置となること間違いなし。気持ちいい日差しのもとで植物の成長を眺めれば癒されますよ。そんな植物も生き物。うまく育てられず、枯らしてしまったという人も少なくないのが実情。そこで石田さんに、育て方のコツを聞いてみることに。

「育て方のコツは、植物と向き合うしかありません。だから、水やりのほか、霧吹きを毎日してほしいです。否が応でも植物のことを見るので、変化に気づけるので。これまで僕も、何度か枯らしてしまったことがあります。でも、しっかり向き合った分、それ相応の反応を確認できるようになりました。
あと、植物を育てるには、水と光に加えて、風も大事。植物は水を多く含んでいるから、空気が滞留している環境だとカビてしまい元気がなくなってしまいます。屋内で育てていたとしても、ウッドデッキに出せば光も風も与えられるので、健やかに成長してくれるはずです。」

植物は成長がおもしろく、育てると生活が変わります。人にとっていい影響を与えてくれる、癒しの存在です。みなさんも植物と触れ合える空間を作り、潤いのある日常を送ってみませんか?

LIFE LABEL MAGAZINE

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