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好きをど真ん中に。好きを暮らしの中心にした
amadana baseとは
CULTURE 2022.02.17

好きをど真ん中に。好きを暮らしの中心にした amadana baseとは

LIFE LABEL 林 哲平 × amadana 熊本 浩志

LIFE LABELとデザイン家電など手がけるamadanaがコラボレーションしたamadana base produced by amadana。 ユニークな視点を持つ両者は、これまでにない住宅商品を開発したといいます。果たしてどのような家なのか。 後編では、amadana baseに込められたこだわりや暮らしの可能性について、2人のキーマンに話をうかがいます。

INFORMATION
amadana (アマダナ)ってどんなブランド?
amadana (アマダナ)ってどんなブランド?
「新しい生活文化をデザインする」というミッションを掲げるクリエイティブ総合商社。デザイン家電の開発を皮切りに、従来の枠にとらわれないアプローチとプロダクトデザインで、産業に新しい風を巻き起こしてきました。現在では、コーヒーやスポーツなどさまざまな事業にも参入。多くのファンを集めているブランドです。

暮らしを妥協しない、“好き“が真ん中にある暮らし

――それではここからは具体的にamadana baseの特徴について教えてください。
「好き」を中心にしたデザインとはどのようなことなんでしょうか?

LIFE LABEL 林

ずばり、テーマは「趣味=好きと生きる」家です。

amadana 熊本

先ほどの話にもあったとおり、これまでの住宅って機能に偏っていたと思うんですよね。でも、もはや機能で差別化できなくなった今、好きに偏った家をつくりたいと思ったんです。

LIFE LABEL 林

「趣味=好きと生きる」というテーマは、すんなり決まりましたよね。「ユーザーが住宅を使いきれていないのがもったいない」という課題感は僕にもあったし、きっとコラボレーションが決まった時点ですでにお互いの頭の中にはイメージがあったと思います。

LIFE LABEL 林

リビングやキッチン、トイレ、バスルームなどを配置した後、全体の隙間に入れるように自分の部屋がある……というのがよくあるケース。でも自分の部屋がメインでもいい。そんな想いを持って家づくりを進めました。

amadana 熊本

だからこそ、エントランスを入ると大胆にホビースペースが登場する間取りになっています。ここにアウトドアギアを積んでも良いし、DJブースを入れてもいい。もともと隙間にあったものをメインに置く。amadana baseではこれまで満たされなかった「好き」を空間いっぱいに表現してほしいと考えています。

好きを突き詰めちゃう偏愛家にこそ住んでほしい

――どんな人にamadana baseに住んでほしいと思いますか?

LIFE LABEL 林

熊本さんはどうですか?

amadana 熊本

一言で言うと、ユニークな感性を持っている人に住んでもらいたいですね。というのも、最近はできるだけ多くの人に振り向いてもらおうとする企画やサービスが増えてきているなと感じていて。でも、的を大きくするほど、そこにハマらない人は必ず出てくる。1人で自分の「好き」や趣味をとことん突き詰めちゃう人なんてまさにそう。そんな少数派の偏愛家こそ、この家に住んで欲しいですね。

LIFE LABEL 林

好きなものって決してひとつじゃなくてもいいと思っていて。たとえば、音楽を好きな人がアウトドアも好きだったり、コーヒーを好きな人がファッションも好きだったりする。「あれも好きだし、これも好き」っていう、全部取りの暮らしがあってもいいと思っていて。“好き間”という言葉にはそんな意味も込められています。

amadana 熊本

1990年代、私の青春時代を振り返ると、ファッションが好きで格好いい服はたくさん持っていても、クローゼットは狭くておしゃれじゃないというシーンって多かったと思うんです。でも、これからは服も、住環境も、トータルで自分のスタイルを表現できるようになる。そうなるとライフスタイルそのものが充実してくると思うんですよね。

LIFE LABEL 林

衣食住の中でも、「衣」と「食」はこだわりやすいんですよ。でも、「住」はなかなか手が回らない。それが、amadana baseによってトータルでこだわれるようになるというのは、大きなことだと思いますね。

LIFE LABEL 林

ちなみに、偏愛家の中でも音楽好きは特に大きなターゲット。そのような人たちにも届いて欲しいという想いから、今回の目玉プロジェクトとして人気音楽家の冨田ラボさんにオリジナル楽曲を制作してもらいました。「住む」ことはもちろん、「聴く」ことも含めて感情に訴えかけることができたらと考えています。

amadana 熊本

もともとamadanaも、音楽にはこだわっていて。「Amadana Music」という音楽を楽しむためのソリューションブランドも展開していますし、私自身DJの経験もあります。だからこそ、音楽を使うことはごく自然な流れでもありましたね。

「寝ることは最後でいい」 楽しむことだけを考える場所に

――もし、お2人がamadana baseに住むとしたら、どのような暮らしを送りたいですか?

自分が一番心地いいポジションを探すのを楽しみたいですね。あと僕は熊本さんみたいに多趣味ではないので(笑)、家族がどう楽しんでいるのかを眺めていれたら幸せかな。

僕はこの家では寝ないと思います。セカンドハウスとして建てて、「住むための家」ではなく「招くための家」にするかな。普段はあまり寝泊まりしないんだけど、イベントをするときに家族とか友人を招き入れる場所にする。それで夜通し遊ぶのも面白いなと思うんです。

その考え方、ユニークだなぁ。寝ることは最後でいいんですもんね。あくまで趣味を優先した結果、寝落ちするのが理想。とことん楽しむことだけを考えたいですね。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

LIFE LABEL 林

10人中8人が首をかしげても、2人に突き刺さる家をつくりたいと思ってamadana baseを開発しました。正直、人によって評価は割れると思います。でも、それでいい。大きな的にはハマらず、かといって自分の感性を思い切り表現できる場所も見つからず、悶々としていた人に「こんなのが欲しかった!」と言ってもらえたら良いですね。

amadana 熊本

こういった尖ったコンセプトとデザインの家が各地域に1軒建つだけでも周囲の人たちへの影響も大きいはず。「本当は自分もこういう家を建てたいんだよな」という気づきを与えて、ユニークな感性を持った人の受け皿になれたらいいなと思いますね。

大きな的にはハマらない、ニッチを好む偏愛家が満足できるように……これまでの常識にとらわれない感性を持つ2人が辿り着いたのは、そんな“隙間”=“好き間”を埋めるプロダクト。

機能ありきではなく、デザインありき、そして「好き」ありきの家。そんな「家」という概念を捉え直したamadana baseの今後の展開にもぜひ注目ください。

  • Photo/原田教正
  • Text/小林拓水
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