![Charlie|シェアハウスでの賑やかな日常。サプライズパーティを計画してみたけれど・・・](https://llcsv-prd.s3.amazonaws.com/uploads/brand_magazine/image/509/117eebd4-30f6-447b-b78a-abe772ecbf8e.jpg)
Charlie|シェアハウスでの賑やかな日常。サプライズパーティを計画してみたけれど・・・
あの人が撮ったエンタメ
家を暮らしをもっと楽しんでほしいから、「HOUSE IS ENTERTAIMENT」をスローガンに、新たなクリエイターを応援するメディア『filmbum』が誕生! 様々なジャンルで活躍するクリエイターたちが、エンターテインメントな日常を映像化したら、どんな作品ができるのだろうか? 今回は、PESさん率いる「Charlie」のメンバーにインタビュー。メンバー全員、初となる “家発信のアウトプット” はいかに!? 作品の見どころや裏話、音楽と住まいの接点について聞いてみた。
![Charlie](https://llcsv-prd.s3.amazonaws.com/uploads/brand_magazine_content/ib_image/10433/ea2644c2-2f5e-4f44-9e3a-a7b332a35be3.jpg)
- Charlie
- 1994年からMC、楽曲制作、グラフィックデザイン等マルチに活動するPESと、DJ、サウンドプロデューサーとして長年活動する副島ショーゴによる、実験的プロデュースユニット。
- 公式サイト
![filmbum](https://llcsv-prd.s3.amazonaws.com/uploads/brand_magazine_content/ib_image/10434/03c5b9f8-6d76-4f90-b111-1f83dc0f2f3d.jpeg)
- filmbum
- 名前の由来は"記録"するfilmと、"記憶"するalbum。あらゆるジャンルで活躍するクリエイターと一緒に制作したHOME STORIES(ホームストーリーズ)を掲載するメディアです。LIFE LABELやDolive の住宅が、映像作品の舞台として登場。
- 詳しくはこちら
家族じゃない誰かと、空間をシェアするのもいいよね
PESさんと副島ショーゴ氏によるプロジェクト「Charlie」に、“こっちゃん” こと声優の椎名琴音さんが加わり、完成させた「SHARE」。PESさんがプロデューサーを務め、椎名さんが脚本と絵コンテを手がけ、副島さんがトラックメイキングを担当した。特筆すべきは、メンバー全員 “新感覚の携わり方” だったということ。
「僕自身、直接映像を作ったことがないですし、ショーゴくんも物件やプロットなり、コンテに合わせてトラックを作ったので、いつもと出発点が違ったと思います。こっちゃんも映像畑の人間ではあるけど、この規模感と自由度で脚本とプロットを担当したのはなかなかない経験だったんじゃないかな」
PESさんの「この3人がシェアハウスしていたら・・・?」というアイデアから出発させたという本作品。家と音楽の最大公約数を導いた結果、“シェアハウス” というワードが浮上したのだそう。
「僕も若い頃そうだったけど、メンバーや仲間と一緒に暮らしながら、音楽やる人って多いんですよね。だから僕的に家と音楽の結びつきを表現しやすいと思ったし、アオハル的な甘酸っぱさもチラつかせられるし、いいなと(笑)」
物語は友達Pepes(猫・♂)のために、朝から誕生日パーティの準備をするシーンから始まる。途中あえてドライブ、買い物、釣りをかませ「ひょっとして僕の誕生日、忘れられてる?」とPepesを落として上げるという、3人のサプライズ大作戦を賑やかに描いている。
「みんなにもこういう瞬間あったんじゃないかな? みたいな。家を自由に飾って、楽しげに過ごしている映像を通して、人生の中で家族じゃない誰かと空間をシェアする時間があってもいいよね、ってことを伝えたいなと思って作りました」
和とヒップホップが生み出す、化学反応
今回の舞台となったのは、Doliveと人気テキスタイルブランドSOU・SOUがコラボレーションした「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」。新しくも、どこか懐かしい日本的な空間を“Charlie仕様”に彩っているところも見どころだ。
例えば、和室にちゃぶ台を置いてターンテーブルをセットしたり、壁にメタリックなホイルカーテンを飾ったり、障子と照明を駆使した演出をするなど、和の良さに共感しつつ、自由な視点でアレンジしている。
「“ザ・昭和の一戸建て” を借りてシェアハウスしている、ヒップホップグループも結構いるんですよね。彼らの住まいを見ていると、リアルに押し入れをレコーディングのデスクにしたりとか、日本ならではのデジタルミュージックの作り方があったりして。本来の使い方じゃないけど、面白いなって思います」
「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」の印象を聞いてみると、空間をぐるりと見渡して悦な顔。
「入った瞬間、抜けが気持ちいいなと思いました。僕が小さい頃住んでいた、日本家屋とは違う表情を持つ、洗練された和の空間ですよね。あと通り庭や縁側だったり、とにかく余白の多い空間だなと思いました」
エンターテインメントは、心のゆとりをはかるバロメーター
最後にCharlieの皆さんに、エンターテインメント論を聞いてみた。
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僕にとってエンターテインメントは、なくてはならない “ハンドルの遊び” みたいなモノだと思っています。ちょっとハンドルを切っただけで、タイヤの向きが変わったら危険じゃないですか。人も同じで遊びの部分がないと危ないというか、ただ息して寝て起きるだけになってしまう。エンターテインメントって大きな災害があった時、二の次になりますよね。それは当然のことなんだど、ゆっくりでもハンドルを切って(その状況から)脱出できた時に、人は遊びの部分を持ちたくなる。そういう意味では、心のゆとりをはかるバロメーターみたいなもんで、チェック機構にもなり得るのかなと。
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・・・僕もそう思います。
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本当かい(笑)。
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遊びの部分が必要なの、わかるなぁ。私も、家族と月に1回、部屋を盛大に飾り付けしてごはんを食べるのが恒例行事になりつつあるんですけど、なんか心が潤いますもん(笑)。
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この家も考えてみれば、遊びの部分だらけだよね。縁側だって通り庭だって、生活自体には直結しないかもしれないけど、このストロークがあることで、会話が出来たり、住まう人の生活は確実に潤うと思う。
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家は嫌なことがあっても、楽しいことがあっても、最後に帰る場所。安心できる空間を作っていきたいし、遊びの部分を大切にしたいですよね。
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そうだね。この家のチャームポイントは、映像を通してお届け出来たと思うんで、そのあたりもチェックしてみてください。
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誕生日を忘れられてしょぼくれている、 Pepes君の哀愁っぷりにも注目してもらえると嬉しいです。
軽快なメロディ、細かな韻踏みと音ハメの気持ちよさなど、オリジナルで制作された楽曲も見逃せない本作。目にも耳にも楽しい作品になっているので、ぜひチェックしてみて!
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