“倉庫”のごとく、調理空間も広々。【ZERO-CUBE WAREHOUSE】
倉庫のような大空間に暮らしたい。そんな理想を実現すべく、「カリフォルニア工務店」と共につくり上げた住まいがZERO-CUBE WAREHOUSE。キッチンにもインダストリアルな要素をふんだんに盛り込み、配管は剥き出しに、頭上には大ぶりにして無骨なペンダントライト。ロフトを備えた吹き抜けの天井高も、まさに“倉庫”を思わせる。
後ろの壁一面にはエイジングを利かせたブリックタイルを採用し、見せる収納を楽しめるラックも標準装備。そして、工業的なステンレスとナチュラルな木目のコントラストが絶妙なアイランド型のカウンターは洗う・切る・焼くといった動線を考慮し、ワークトップも広々。倉庫のごとく贅沢にスペースを使ったデザインに、料理もおのずとはかどる。
庇がアイコニックな、カフェ風のカウンター。【FREAK’S HOUSE】
アメリカンライフスタイルを軸に展開するセレクトショップ「FREAK'S STORE」と手掛けたFREAK’S HOUSE。キッチンにもファッショナブルなセンスが光り、カウンターにはウッドの表情豊かな庇(ひさし)を標準装備。カフェ顔負けのデザインにより、仲間と楽しむホームパーティーはもちろん、毎朝のコーヒータイムもちょっと特別な気分に。
ウッドを多用した空間に映えるタイル張りの壁には、ハンドメイド感あるレトロな素材をセレクト。取り出しやすさを考慮したラックは、収納力もたっぷり。見せる収納も思いのままに、料理はもちろん、キッチンをどんな印象に仕上げるのか、インテリアを考える時間も楽しめる。
クローズドなのに開放的な独立型のキッチン。【HOUSE CANVAS】
デザイン性の高い家具を発信し続けるインテリアブランド「IDÉE」のセンスが凝縮されたHOUSE CANVASのテーマは“余白のある家”。住む人が自由に味付けできる余白として、キッチンの装いもホワイトが基調。清潔感ある白をベースにスペースは広々。独立型のクローズドタイプを採用し、ついつい出がちな生活感が見えづらいのもうれしい。
間取りにもとことんこだわり、キッチンはHOUSE CANVASの特徴であるアウトドアリビングと隣り合わせの配置。対面に設えた窓からアウトドアリビングで遊ぶ子供の様子を見守ることができ、窓枠のふかしが植物を育てるスペースとしても機能。ワークトップには汚れに強く、耐久性に優れた人造大理石を採用し、毎日のお手入れも楽になる。
“衣食住”という言葉があるとおり、食事を作るためのキッチンは、生活とは切っても切り離せない場所。毎日のように立つ場所だからこそ、デザイン性の高さにこだわれば、時に苦になりがちな日々の料理が楽しくなるに違いない。
- Text/Kyoko Oya
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