海外インテリアに彩られた、趣味と子育てを両立できる家。
「こどもビームス」と「ビーミング by ビームス」キッズのディレクターを務める南村麻美さん。彼女が家族と暮らすのは、国内外から集めた賑やかなインテリア雑貨で彩られた部屋。自身の趣味と子供たちとの生活を調和させる秘訣について伺いました。
- 南村 麻美
- なむら・あさみ|2004年にBEAMSに入社。産休・育休を挟みつつ20年勤続している。現在は「こどもビームス」と「ビーミング by ビームス」キッズラインのディレクターを務め、買い付けなども行う。
- Instagram - @chami1222
家族4人で楽しく過ごす、開放的なリビング。
南村さん一家は、夫の弦さん、長女かえちゃん、次女ここちゃんの4人家族。現在は、日当たりも風通しも抜群のメゾネットタイプのマンションで暮らしている。
「もともと夫婦2人で同じマンションに住んでいて。長女が生まれたのをきっかけに、より広くてバルコニーが2つあるこの部屋に移りました」
工作好きのかえちゃんとここちゃんと一緒に、家族4人でモノづくりに夢中になる時間が好きだと話す麻美さん。手先が器用な弦さんを中心に、遊び道具も手作りしているそう。家族で過ごす時間を大切にしていて、リビングはみんなが自然と集まれる空間なのだという。
趣味も暮らしやすさも大切にしたルームメイク。
仕事では、海外での買い付けを担当している麻美さん。リビングには、国内外の蚤の市やお気に入りのアンティークショップを巡って集めたインテリア雑貨や家具が並んでいる。
「ファッションと同じように、雑貨や家具も古いモノに魅かれます。リビングのテーブルや椅子などの家具は愛着の湧くヴィンテージのものをメインにセレクト。オーナメントや額縁などの雑貨類は、『フライングタイガー』などいろいろとミックスして楽しんでいます」
リビングにさまざまな色や形の雑貨が混ざり合っていても違和感がないのは、麻美さんの工夫が隠されているから。
「ウォールアートやオーナメントは、メキシコやヨーロッパなど買い付けた国ごとのテイストにまとめて飾っています。こうすることで、壁一面ごとに統一感が生まれるんです」
インテリアのこだわりは、ファブリック類にも。色鮮やかな海外雑貨と上手く調和する柔らかな色のブランケットやクッションカバーは、弦さんが営むショップ『Belle Bloom』のものだ。
「部屋のベースとなるテキスタイルは、クリーム系や暖色系などあたたかみのあるものに。そうすると、カラフルな雑貨やヴィンテージ家具とも合うんです」
雑貨とファブリック、夫婦それぞれのセレクトが部屋の中でバランス良くスタイリングされている。
光があふれる、宝箱のような子供部屋。
かえちゃんとここちゃんが家の中で一番好きな場所は、子供部屋。麻美さんの世界観と子供たちの遊び心が詰まったこの部屋は、「大きな宝箱みたい!」と2人も大満足。ベッドなどの実用的な大きな家具はネットで購入したアイテムを活用し、キッズサイズの勉強机やスツールはやっぱりアンティークショップで調達。実用性はありつつデザインも大切にする部屋づくりの秘訣だ。
天井まで伸びる大きな窓も特徴的。朝目覚めるときは朝日に照らされて、夜眠りに着くときは月明かりに見守られて気持ちが良さそう。開放感であふれた空間を最大限に活かすために、2階建てのベッドにしてスペースを確保している。
子供たちの洋服コーディネートは、麻美さんが担当。「これが着たい!という子供たちの気持ちと、2人のリンク感を大切にしています。お揃いや色違いではなくて、素材や柄などで雰囲気を合わせるのがおすすめです。でも、最近では自分たちでコーディネートすることも…(笑)。だから、子供たちにも手が届きやすい場所に服を置いています」
家族の時間を過ごす、もうひとつのリビング。
麻美さんと弦さんがこの家を選んだ決め手である、大きなバルコニー。あたたかい日はテーブルセットで朝食を食べたり、トランポリンやキックボードなど遊具を出したりして、使い道が広がっている。家族にとってもうひとつのリビングであり、小さな公園のような場所になっていると麻美さんが教えてくれた。
「夏は朝からキッズプールで遊んで、夜にはスクリーンを出して映画館に。1日中バルコニーで過ごすこともあるんですよ。この場所があるから自然とみんなで過ごす時間が増えて、家族に元気をもらっていますね」
バルコニーでの時間が、家族にとってかけがえのない思い出になっているという麻美さんと弦さん。リビングとシームレスにつながり、開放的なバルコニーがあるSunny Track Houseに住むとしたら、どう暮らすのだろうか?
もしも、Sunny Track Houseに住むとしたら?
「ジャングルジムやハンモックなど子供たちが遊べる大きい遊具を置いたり、弦の趣味のスケートボードのミニランプを作っても面白いかも!」という麻美さんに、「そうしたらもう家から出なくなっちゃうね(笑)。僕はサウナと水風呂も欲しいな」と、弦さん。
Sunny Track Houseでも、自宅と同じようにそれぞれの「好き!」を詰め込んだ空間で自分らしさを大切にしながら過ごすことが麻美さんファミリーのパワーの源になるのかもしれない。
- Photo/Shiho Akiyama
- Text/Foo Syoji
- I AM BEAMS Vol.6『MOM & KIDS DIALOGUE 子どもと一緒に暮らしを楽しむためのヒント!』
- BEAMSスタッフによる書籍シリーズ。南村さんのファッションやインテリア、家族や仕事の話まで、パーソナルな一面を紐解いた1冊。
- 公式サイト
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