
オカタオカが選ぶ、モノにあふれたセンスのいい家。|NICE LIFE SELECTION
理想の暮らしは人それぞれ。部屋づくりやアイテム選びにこだわって、心地いい暮らしを体現している人を見ると、思わず「NICE!」と言いたくなる。 LIFELABEL magazineが過去に紹介した家の中から、ゲストが思わず「NICE!」を送りたくなる暮らしをピックアップするこの企画。第2回目は、イラストレーターのオカタオカさんが「モノのセレクトとまとめ方に惹かれた」という、3つの空間をご紹介。

- オカタオカ(イラストレーター)
- オカタオカ|書籍、アパレル、広告など幅広くイラストレーションを提供し、ペインティングのみならず、セラミックやウッドカットなどさまざまな手法の作品も発表している。現在は、鹿児島に拠点をおきながら数々のアートワークを手がける。
- Instagram - @okataoka
【Select 01】大衆的なアイテムが織りなす。個性が調和する“変”愛な家。

ジャンルを超えた個性的なアイテムや高すぎない家具が、空間の中にうまくまとまっていてとても素敵です。「変な家」に違いはないですが、「わたしの家って、変わっているでしょ?」というドヤ感をまったく感じず、見ていてとても気持ちのいい偏愛=“変”愛だなと思いました。
自分も昔から高価なモノよりも変なモノに惹かれるので、高島さんご夫婦のスタイルや考え方はとてもNICEです。
オカタオカさんがまず気になったのは、都内でリサイクルショップ「FUNagain(ファンアゲイン)」を営む高島さん夫妻の住まい。「変な家」をキーワードに見つけた2LDKのマンションには、年代も生産国も異なる個性的な家具や雑貨が並ぶ。
これらすべてに共通しているのは、価格がリーズナブルであること。レアなヴィンテージ品よりも、大衆的で遊び心のあるモノに惹かれるのだという。
一見、バラバラなアイテムたちをうまくまとめる秘訣は、「テイストごとにグループ分けすること」と「グループ間に適度な距離を取ること」。たくさんのモノがありながらも調和の取れた空間には、リサイクルショップを営む2人ならではのセンスと工夫が光る。

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- 未知に触れて、感覚を磨く。既成概念に囚われない“変”な家。ファッション誌にも度々取り上げられるリサイクルショップ「FUNagain(ファンアゲイン)」の店主である高島大輔さんは、家具の買い付けのみならず、個人宅のプロデュースも依頼されるほど、その審美眼に絶対の信頼を置かれている。そんな彼が現在住む家を通して、家づくりのヒントを探していく。
- https://lifelabel.jp/magazines/755/
【Select 02】感性とマイルールが生む。ミックスカルチャーの集い場。

並べられているモノや壁に掛けられている作品が、僕の好みでした。それもそのはず。実は、東京に住んでいた頃、島さんが働いていた「CEROTE ANTIQUES」でよく買い物をしていたんです(笑)。
自分の好きなモノを買って部屋に置いたものの、なかなか理想の部屋にならない….と悩む人もいるかと思います。インテリアスタイリストの島さんの部屋づくりは実践しやすいポイントが多くておすすめ。僕も参考にします!
オカタオカさんの“好き”を凝縮した部屋に住むのは、インテリアスタイリストの島さん。彼の住まいには、日本の民芸品から海外のアンティークまで、独特の雰囲気と手触りが感じられるアイテムが、空間を彩るようにディスプレイされている。
島さんの家づくりには、2つのポイントがある。ひとつ目は、小物を配置する際、中心や前後に適度な余白を設ける「三角の法則」。2つ目は、部屋の奥の生活感を抑える「隅っこの法則」だ。インテリアを自己表現として楽しむ島さん。そのクリエイションが、温かみのあるアイテムとともに、居心地のいい空間を生み出している。

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- 時代もカルチャーもミックス。家とは「自分のスタイルが全部見える空間」。インテリアショップ「SHARK ATTACK (シャークアタック)」のPRとして働く傍ら、インテリアスタイリストとしても活躍する島 尊行さんが暮らすのは、都心から離れた2LDKのお部屋はどこまでも自由な空間だった。
- https://lifelabel.jp/magazines/663/
【Select 03】ミニマルな空間に植物を。肩の力が抜けたナチュラルな住まい。

過去の記事に目を通すなかで、海外の家を紹介するこの記事に目が留まりました。天井が高かったり、床面積が広かったり、日本の家と構造が異なる部分もありますが、それでもアイテムの選び方や配置の仕方など、参考になることも多かったです。
どの方もセンスがいいですが、特に3人目のLevanさんの部屋がとても素敵。「気持ちのいい空間にするぞ!」といった気合いのようなものは一切感じられず、自然で肩の力の抜けたスタイルに憧れます。
オカタオカさんが注目したのは、海外での暮らし。なかでも気になったLevanさんの家は、自らの手で塗り替えたという真っ白な空間が魅力的だ。
ミニマルなデザインを好むLevanさん。家具や雑貨をむやみに増やさず、今あるモノの配置を頻繁にアレンジすることで、インテリアを楽しんでいるのだとか。
そんな空間の中でひと際目を引くのが、お客さんから引き取ったという植物の存在。壁の白色と植物の緑色のコントラストが、ナチュラルな空間を演出し、おだやかな気持ちにさせてくれる。

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- 世界の注目都市の暮らし #1【ジョージアの首都・トリビシ】日本では見ない間取りや、1から自分たちで作り上げた内装など、見ているだけでワクワクすること間違いなし。読み終わったあとには、実際にトビリシを訪れてみたくなるかも?
- https://lifelabel.jp/magazines/473/
収納のある家で、モノを愛しながら快適な暮らしを。
オカタオカさんが選んだ、モノに囲まれながらもまとまりのある3つの空間。趣味を愛する人やコレクターの人は、参考になる部分も多かったのではないだろうか。
たくさんのモノをレイアウトする場合は、収納スペースの充実した家に住むのがベスト。LIFE LABELの「Mr.Standard(ミスタースタンダード)」は、オープンシェルフやクラフトスペースなど、生活空間と収納をひとつ空間に集約した家。豊富な収納スペースを使って、さまざまな趣味のアイテムを収められる。
また、「Sunny Track House(サニートラックハウス)」の土間ストレージもおすすめ。エントランスとダイレクトに繋がっていて荷物の移動がしやすく、アウトドアギアの収納や収集に最適だ。
ちなみに、今回のゲストであるオカタオカさんも、モノを愛する暮らしを実践するひとり。彼の、ゆったりとした時間が流れる暮らしにも注目してみてはいかがだろうか。

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- イラストレーターとして東京を拠点に活躍し、2022年に鹿児島に移住したオカタオカさん。鹿児島には木工や陶芸、染色など、多くの作家が集まり、オカタオカさんもモノづくりに携わる友人に囲まれて楽しく暮らしている。その一方で、仕事に集中するため1日家に籠る日も多いとのことで、居住空間に居心地の良さを求める気持ちが強い様子。 家にいながら自然を感じられる住宅「Sunny Track House(サニートラックハウス)」。オカタオカさんなら、この家でどのように暮らすのだろうか?
- https://lifelabel.jp/magazines/691
- Photo/Yuki Katsumura、Kosei Nozaki、Sana Kondo、Yusuke Yamamoto
- Text/Reina Shibata
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