
双子姉妹の守田もも・ひなが選ぶ、尖ったセンスが気持ちのいい家|NICE LIFE SELECTION vol.3
LIFELABEL magazineが過去に紹介した家の中から、思わず「NICE!」と言いたくなるライフスタイルを送る人をピックアップ!第3回は、ブランド「HER NEON」を手がける双子の守田姉妹がセレクトした「尖ったセンスが気持ちのいい家」を紹介する。

- 守田もも/ひな(HER NEON 代表)
- もりた・もも/ひな|アパレルブランド「HER NEON」を主宰する双子姉妹。友人にオーダーメイドのスマホケースを作成したことをきっかけにブランドをスタート。これまでに東京や大阪などでシーズンごとにポップアップ、「FREAK'S STORE」とのコラボアイテムなども展開している。
- Instagram - @herneon_official
【Select 01】2つの感性が調和する。唯一無二のセルフリノベ部屋。

床を鮮やかなブルーとモルタルで色分けするなど、思わず誰もが突っ込みたくなるようなユニークな魅せ方に惹かれました。普段はあまり交わることのない異素材や異国のアイテムが、一緒に置かれているのもNICEだなと。
随所に散りばめられた色がポップさを演出している一方で、どこか飽きのこないどっしりとした雰囲気も感じられ、ここに住むお二人の個性が映し出されているように思いました。
まず、守田姉妹の心を掴んだのが、ヴィンテージマンションで二人暮らしを実践するKoichiさんとDavidさんの住まい。もともと3LDKだった間取りを大胆にワンルームへと変え、素材や配色に遊び心を散りばめたこの家は、セルフリノベーションによって作り上げられた。
部屋の中で床の色が変わっていたり、個性的なアイテムが点在していたりするのは、異なる感性が共存している証拠。それぞれの好みが絶妙なバランスで調和するこの家には、唯一無二の心地よさが広がっていた。

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- 病院などの公共施設がインスピレーション源。2人の感性を寄せあうリノベ部屋。ピッタリ真ん中で色を切り替えた床が象徴するように、“好き”と“好き”の調和で、この色彩ゆたかな部屋はできあがっている。セルフリノベーションを試みることにしたきっかけや、部屋づくりの作法、インテリア選びのこだわりや苦労まで、ざっくばらんに訊いてみた。
- https://lifelabel.jp/magazines/673
【Select 02】素材のギャップを楽しむ。「飾らない」が織りなす心地よい家。

コンクリート造りの外観や、ワンルームの広さを活かして配置された大きな家具が、大胆で見ていて気持ちいいです。特に、ダイニングテーブルと壁一面を使った本棚には圧倒されました。コンクリートの壁と木製家具という統一しすぎていない素材の組み合わせは、色合いの面でも調和していて好きです。あと、やっぱり屋上がある家は憧れます!
次に守田姉妹が気になったのは、ワインバー「アヒルストア」を営む齊藤輝彦さん夫妻の家。「かっこよさは、素材に宿るもの」という二人の想いを体現したこの家は、外壁にコンクリートを採用し、インダストリアルな雰囲気を醸し出している。
そんな見た目とは対照的に、室内にはたくさんの木製家具が並ぶ。なかでも、脚に板をのせただけのダイニングテーブルや、限られた柱で組まれたシンプルな本棚には、齊藤さんの「家具とはいえない曖昧なもの」への愛着が感じられる。それは、屋上の手作りベンチも同じだ。ここに腰掛けてお酒を飲んだり、月光浴したり。過度に作り込まない暮らしが、住む人たちに心地よい憩いの時間をもたらしてくれる。

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- 一面ガラス張りの開放感。穏やかな自然光に包まれた2階リビング。コンクリート壁に囲まれた重厚な建物でありながら、一歩中に入れば、外とつながるシームレスな大空間。ギャップのあるこの家の居心地のよさについて、夫婦に尋ねてみた。
- https://lifelabel.jp/magazines/583
【Select 03】見渡す限り、植物と本。「好き」を貫く偏愛空間。

グリーンと書籍が好きなことが、まっすぐに伝わってきました。無駄なものが一切なくて、思考が極限まで研ぎ澄まされそう。シンプルが一番かっこいいんだな、と思わされました。
欲のようなものが一切感じられないのも印象的。好きなモノに囲まれながら、好きな仕事を続けていくためのアジトのような住まいは、「消費する側でなく、生産する側でいたい」という言葉は、まさにふさわしく、NICEだなと感じました。
守田姉妹が絶賛する家に住むのは、作家の市川拓司さん。子どもの頃から植物が好きだったという市川さんは、家を建てる段階からジャングルを作り上げる構想を描いていたという。その夢を具現化するかのように、リビングから庭へは植物が途切ることなく置かれている。
棚や間接照明など、空間にちょうど収まりのいい家具類が多く見られる市川さん宅。家中にあふれる本の数々も美しく収納されている。そのちょっとした調度品のほとんどを彼自身がDIYで作ったというのだから驚きだ。手間暇をかけて作り込まれた空間は、自邸への愛が溢れている。
一見すると物が多く感じられる空間だが、そこにあるのは彼が好きなモノばかり。その空間は、市川さんにとっての理想であると同時に、「偏愛」の極みともいえるだろう。

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- 作家・市川拓司の“世界”が詰まったアーバンジャングル。植物たちが伸び伸びと葉を広げるその室内は、生物の不規則性が不思議な美しさを生む、人間にとっても居心地の良いサンクチュアリだった。
- https://lifelabel.jp/magazines/759
等身大の自分で理想のライフスタイルを叶えるなら?
守田姉妹が「NICE」だと感じた「尖ったセンスが気持ちのいい家」に住む人は、誰もが自分の感性を大切に、のびのびとした暮らしを送っていた。ももさん、ひなさん自身も仕事と趣味が入り混じる等身大の暮らしを楽しんでいる。
そんな暮らしを叶える選択肢のひとつが、海外らしいポップな空気をまとった「Pacific HOUSE」。ラナイや開放的なLDKを備えたこの家では、人や自然とゆるやかにつながれる。このほかにも、LIFE LABELには理想の暮らしを叶える充実のラインナップが揃っている。
いつでも自分らしい日々を過ごしたい人は、守田姉妹のリアルな生活や彼女たちが感じる「NICE」を紐解いて、暮らしのヒントをもらってみてほしい。

- >>今回のselector、守田姉妹の住まいを見る
- いつでも等身大な双子姉妹の、服づくりと生活の関係性。いくら双子とはいえ、プライベートも仕事も同じとなると離れて暮らす選択肢も頭に浮かびそうなものだが、2人は「別々の家に住む概念はなかった」と口を揃える。仕事と趣味が入り混じる、その暮らしぶりとは?
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- Photo/Mitsugu Uehara、nae.jay、Sana Kondo、Yuya Wada
- Text/Reina Shibata
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ライフレーベル「私たちに
ついて もっと 知りたい…?そんなこと
言わずに 聞いてください…あきらめて
ハイって 答えましょうよ」