男のワークスペースは庭にある。
剣ロック 岩切剣一郎さん編
お家で過ごす時間が長くなり、家で仕事や作業をする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。そんな時は素敵なワークスペースがあれば、自然と気分も高まるはず。今回は、LIFE LABELとコラボレーションをして「ZERO-CUBE MALIBU」や「ZERO-CUBE WAREHOUSE」を作った元・カリフォルニア工務店のクリエイティブディレクターで、現在はケンロック CEOを務める岩切剣一郎さんのワークスペースをご紹介!快適に仕事をするための工夫が、細部にまで散りばめられていました。
ワークスペースを前提としたこだわりの空間。
サーフィン好きとしても知られる岩切さん。画家さんが住んでいた中古物件を購入してリノベーションした茅ヶ崎のご自宅は、海まで歩いて3分というロケーションです。
カリフォルニア工務店では自粛期間に入る以前からワークスペースありきの暮らしを提案されており、岩切さん自身も家の中と外の両方で仕事ができる空間を作っていらっしゃいます。
「元々ここは画家のアトリエだったんです。大きい窓から外の光が入ってきて、照明をつけなくても充分明るいんですよ。ロフトはゲストルームとして使っていてスタッフが来たら宿泊できるようにしています」
優しい光に包まれた室内は、オフィスとして使用されているのだそう。
「オフィス兼サンプルルームとして使っているこの空間は、カリフォルニア工務店の”SURFER'S HOUSE”と同じ仕様の素材を使っています。床にはオーク、壁にヒノキ、天井はレッドシダーを使用し、実際の素材を見ながら商談ができるようにしました」
カリフォルニアで買い付けてきたリメイクのランプなど、一つ一つのアイテムにもこだわりが感じられます。
もう一つのワークスペースが、開放的なカバードポーチ。
「集中したい時はオフィスを使いますが、天気が良くて気持ち良い日はカバードポーチで仕事をしています。あとは眠かったり、だらんとしたい時とかも(笑)。最近は人と会う時も、ここを使うことが多いですね」
ブランコに揺られながら、心地よい風を体いっぱいに感じて仕事をする。憧れてしまうワークスタイルですよね。
快適に仕事をするための工夫。
「6人掛けのテーブルは静岡にある家具屋さんにオーダーして作ってもらったものです。ここで仕事をする前提だったので、センターにスリットを入れて配線が出せるようにしました」
ワークスペース作りにおいて意外と盲点なのが配線問題。デスクの上でごちゃつきがちですが、特注のテーブルを作るなど細かい部分にも抜かりがありません。
「テーブルの上に置いているモニターは仕事だけでなく、インスタライブでも使っています。1万円くらいで買ったものですが、あるととても便利ですよ!」
と岩切さん。大きめのモニターは使い勝手が良く、娘さんがゲームで使うことも多いんだとか。
その他にも、卓上のマルチタップやアメリカで購入したブルーのコンセント、デスク下のワゴンに収納されたプリンタなど、機能性を重視したアイテムや工夫がたくさん詰まっていました。
仕事のしやすさと快適さにこだわった岩切さんのワークスペース。
家でも仕事ができることを前提とした空間づくりはこれから注目されてくるかもしれません。
是非参考にしてみてくださいね。
- 岩切 剣一郎 / Kenichiro Iwakiri
- 元・カリフォルニア工務店のクリエイティブディレクター。現在は株式会社ケンロックのCEOを務める。 「施工の現場」から設計の世界に入り、その後独学で一級建築士に。 デスクの上だけでなく、現場経験やサーフィン・バイク・ゴルフ・音楽など幅広い趣味を活かし、 クライアントの要望にさらに多くの“引き出し”で提案した空間づくりを得意とする。
- Instagram – @kenichiroiwakiri
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