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暮らしの“ひと手間”

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身近なアイテムでおしゃれに見せる、グリーンディスプレイ

#007 スタイリスト 石田有佑さん

ちょっとした“ひと手間”で暮らしを彩ることができたら、きっと毎日が楽しくなるはず。そんな思いから生まれた「暮らしのひと手間」。今回は、ファッションスタイリストとして活躍しながら、植物を使ってショップなどの空間プロデュースも手がけている石田有佑さんに、おしゃれなグリーンのディスプレイ方法を教えてもらいました! ホームセンターで手に入るアイテムを使った、目からウロコなアイデアが満載。誰でも手軽に真似できるテクニックなので、ぜひご参考に!

海外映画のように、大きな倉庫に住んでみたいと思ったことはありませんか? そんな夢を現実にかなえてくれるのが「ZERO-CUBE WAREHOUSE」。フロアの半分を占める大きな吹き抜けとインダストリアルデザイン、味わい深いウッドやレンガの表情が特徴です。カリフォルニアのライフスタイルをテーマに空間をデザインする、カリフォルニア工務店とのコラボレーションによるもの。大きなボックス型の開放的な空間は、カジュアルでありながらも無骨でスタイリッシュ。このアーバンライクなスペースを、石田さんはどのようにしてグリーンと調和させるのか楽しみです!

石田有佑さん
石田有佑さん
スタイリスト熊谷隆志さんに師事し、2011年に独立。雑誌やwebマガジンなどのファッションメディアや広告のスタイリングを手がけている。その活動はファッションだけに留まらず、アシスタント時代に学んだ植栽の知識を活かして自身が主宰をつとめる「UI PRODUCT」で、植物とインテリアの空間コーディネートを手がける。

【アイデア01.】ウッドラダーでデッドスペースを有効活用

ウッドラダー、つまり木製のはしごはインテリアで大活躍するアイテム。海外のアンティーク品も人気ですが、ホームセンターで売っているものでも十分おしゃれ。壁に立てかけるだけで縦の空間のデッドスペースに収納を作ることができて、目線の高さにもグリーンを配置すれば壁まわりのアクセントになります。

そんなウッドラダーは、お部屋にぴったりな理想のサイズが売っていなかったら、DIYで作るのもひとつの手。専用金具も販売しているので活用してみましょう。
石田さんは、階段下の斜めに空いた空間を有効活用してみることに。「ラダーは等間隔の格子になっているのでレイアウトしやすく、物を置きすぎなければ簡単におしゃれを演出できます。存在感があって、飾っておくだけでも雰囲気が出るのでおすすめです。」

ラダーのディスプレイに活躍するのがS字フック。「プランターと足場をS字フックで繋ぐと、重心が前に傾くので固定されます。紐やワイヤーで引っかけてもいいと思います。」

プランターに入ったグリーンは足場に置くと不安定なので、ラダー下の床にまとめて配置。ラダーを立てかけているシンプルな白壁がキャンバス変わりとなり、グリーンがより強調されます。そこに洋服をラフにかけてみると、こなれた雰囲気がプラス。

【アイデア02.】園芸用リングで作るプラントハンガー

吊るしたり入れ物に入れたりと自由度が高いエアプランツ。土が不要なので初心者におすすめの植物ですが、ディスプレイするためのハンガーやガラス容器はありきたりなデザインが多く、個性を出しにくいのがネック。そこで石田さんが使ったのは、アサガオなどのつる植物の支柱に使う園芸用品。塗装するだけで見栄えがガラッと変わり、ぱっと見では園芸用品と気づかないクオリティ!

テグスやワイヤーでリングを結び、吊り下げるだけで完成する手軽さが魅力。エアプランツ自体もテグスで固定しています。すぐに作れるので、手先の器用さに自信がなくても大丈夫。
「テグスでリングをつなげばゆらゆらと揺れるモビール風のインテリアに変身。風通しがいい場所に飾ると、インテリアに動きのニュアンスが加わります。ホームセンターではサイズ違いのリングが売っているので、大きさにメリハリをつけてつなぐのもかわいいですね。」

エアプランツ以外にも、枝ものやドライフラワーを飾ってみるのもグッド。リングの中で植物の方向や位置を変えるのもおしゃれです。リングの輪の中に余白を残すのがポイント。階段に吊り下げたことで、階段下のデッドスペースも有効活用できます。

【アイデア03.】壁面収納と吊るしグリーンにはワイヤーメッシュ

ホームセンターで購入できるワイヤーメッシュ。玄関脇に立て掛けて、エアプランツと一緒に鍵や帽子、カバンなどを吊るしておけば見せる収納としても活躍します。小さいサイズを選んで台所に立て掛けてキッチンツール吊るせば、道具の収納場所にも。使う場所やサイズを変えれば応用が効くナイスアイデアです。

他のワイヤーメッシュと違って格子の幅が大きいので抜け感があり、植物の主張を妨げないのもポイント。使用するS字フックは種類と大きさをひとつずつ変えると、かっちりとした整合性を感じず、ラフな印象が洒落っ気を高めてくれます。「ワイヤーメッシュは鉄製でサビてしまうので、塗装しています」と石田さん。写真はブラックですが、部屋のテイストに合わせて彩ってみるのもよさそう。

「このワイヤーメッシュは、畳一枚ほどの大きさで販売されていました。切断して使っているので、大きさを変えてパズルのように組み合わせるのもおすすめ。立てかけるだけじゃなく、壁に引っかけて吊るすのもいいと思います。」

明るい色と植物がミックスされたリビング

「ZERO-CUBE WAREHOUSE」のインダストリアルな空間に並ぶ植物。“工業×自然”と相反するエッセンスは一見アンマッチですが、石田さんの手にかかると見事に調和。無機質なアイアンや味わい深いブリックタイルなどに、植物の鮮やかな緑がよく映えています。大きな窓から太陽光が降り注ぎ、植物も気持ちよさそう。

グリーン以外で目に留まるのは、各所に散らばったポップなカラーリング。チェアやプラントなどで、さりげなくもしっかりと主張するカラーリングは、インダストリアルな印象を邪魔しません。

「「ZERO-CUBE WAREHOUSE」のテイストは、シックとウッドだったので、色ものを置いて明るくしようと思いました。カラーを馴染ませるというより、際立たせる感覚。例えば、「Eames(イームズ)」のチェアは淡いイエローにして、部屋のアクセントカラーに。レザーやアイアンなど、躯体の印象と合わせてインテリアを選ぶのもかっこいいけど、明るい色合いでポイントを作るのもいい。インダストリアルなインテリアは、アメリカのブルックリンスタイルだから、ヨーロッパもののインテリアアイテムをアクセントにしてみるのもおもしろいと思います。」

日々の成長を楽しめる植物は、暮らしを豊かにしてくれるパートナー。ただ置くだけではなく、おしゃれに飾ることで気分が高まる特別な空間が完成します。石田さんが提案したディスプレイ方法は簡単で、個性を演出できるものばかり。材料はどれも身近なお店で買えるので、ぜひチャレンジしてみてください!

LIFE LABEL MAGAZINE

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