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LIFE LABELとamadana(アマダナ)が考える
これからの家のカタチ
CULTURE 2022.02.17

LIFE LABELとamadana(アマダナ)が考える これからの家のカタチ

LIFE LABEL 林 哲平 × amadana 熊本 浩志

新しい生活文化をデザインしてきたamadana(アマダナ)とLIFE LABEL(ライフレーベル)がついにコラボレーション。機能という価値ではなく、情緒という価値で住宅を考える……そう語る2人のキーマンに、このプロジェクトに込めた想いやコラボレーションの背景について伺いました。

INFORMATION
amadana (アマダナ)ってどんなブランド?
amadana (アマダナ)ってどんなブランド?
「新しい生活文化をデザインする」というミッションを掲げるクリエイティブ総合商社。デザイン家電の開発を皮切りに、従来の枠にとらわれないアプローチとプロダクトデザインで、産業に新しい風を巻き起こしてきました。現在では、コーヒーやスポーツなどさまざまな事業にも参入。多くのファンを集めているブランドです。

同じ周波数を持っていた

ーーまずは林さんと熊本さんとの出会いについて教えてください。

LIFELABEL 林

僕がMCを務めるラジオ番組「LIFE LABEL RADIO」に出演してもらったんです。
元々、デザイン家電の先駆け的存在であるamadanaさんには興味があったんですが、ラジオでの対談を通じて、熊本さんがどんな人なのか、どんな姿勢でビジネスに臨んでいるのかという部分にも触れたんです。
常識を疑いながら物事を見ていく独特な視点が面白いなと感じたのは覚えていますね。

amadana 熊本

僕が仕事をする上で大切にしていることがあるんです。それは「同じ周波数を持っている人と取り組むこと」。いちいち物事を面白がれる、未来の話をできる。そのような人は信頼できるんです。

林さんはそんなユニークでポジティブな思想の持ち主。この人と一緒だったらおもしろいことができると思いましたね。実はこれまでいくつも住宅業界のオファーがあったんですが、ここまで同じ周波数を持っている住宅会社に出会えたのは初めて。だからこそ、コラボレーションしようと思ったんです。

「アウトサイダー」だからこそ業界に新しい視点を

ーーデザイン家電からコーヒーや音楽、スポーツまでamadanaは幅広い領域を手がけていますが、プロジェクトをつくっていくときに心がけていることはありますか?

LIFELABEL 林

たしかにamadanaってデザイン家電が有名ですけど、それ以外にもさまざまな事業に取り組んでいますよね。そこは僕も聞いてみたいです。

amadana 熊本

ひとつはニュートラルな存在でいることかな。あくまで自分たちは「クリエイティブ総合商社」。ものづくりは手段で、根本は生活者視点で考えることが大切だと考えていますね

LIFELABEL 林

アウトサイダーを自負している僕からしても、たしかに熊本さんの視点は独特だなと思うんですよね。業界の常識から外れたところから物事を考えるというか。

amadana 熊本

しがらみにとらわれて、発想が縮こまってしまうのがイヤなんですよ。深く入り込まなければ、当然知らない領域が出てきます。でも、それがいい。既存の枠組みにはない発想ができますから。ニュートラルな立場にいると、細かい制約を知らない分、「なんで格好わるくなってしまうの?」「こうしたら良いんじゃないの?」という提案ができる。制約の外に出て、新たな発想で取り組むことが可能になるんです。

――そんなお2人から見て、住宅商品もこう変わったらいいのに。など感じていたことはありましたか?

LIFELABEL 林

住宅ってただ不自由なく住めればいいというわけではない。
暮らしを楽しむ舞台であるべきだと思うんです。

amadana 熊本

正直なところ、"機能”にとらわれすぎていないかなと思っていました。「使いやすさ」という機能価値だけでなく、「好き」「格好いい」「おもしろい」といった"情緒価値”に振り切ってもいいんじゃないかというのは感じていましたね。

LIFELABEL 林

たしかにデザインという視点は住宅業界に必要だと感じています。これまでの住宅業界の取り組みの中で、優れた機能はもう十分実現されていると思っていて。これから重要になるのは、感情を動かす高いデザイン性。amadanaの場合、機能が重視されていた家電の世界に「格好よさ」という新しいものさしを持ち込んで成功しています。amadanaと一緒だったら、住宅業界にも新たな価値を提案していけると思いましたね。

amadana 熊本

住宅商品こそデザイン「感情を動かす」ことに特化してもいいと思うんです。これまで僕たちがつくってきたプロダクトって手に取って向き合うものでした。でも住宅はプロダクトの中に身体ごと入り込むもの。そうすると感情を動かす力は一層強くなると思うんです。

⾃分の「好き」を中⼼に”こうしたい“から住宅を考えてほしい

――そのような両者がタッグを組んで開発された今回の「amadana base」はどんなコンセプトなんでしょうか?

LIFELABEL 林

先ほどお話した通り、amadanaは家電という領域に「デザイン」を持ち込んだパイオニア的存在です。ライフスタイルに求められる、カルチャー、モノづくり、ユーザー体験までも含めてトータルにデザインされています。そんなamadanaさんのアイデンティティや洗練されたデザイン性をベースに、もっと自分の「好き」を中⼼に置いた暮らしができる家を考えました。

amadana 熊本

これまでの住宅って、機能を考えるときにいかに優れているかという視点をベースにしてたと思うんです。でも、僕たちはあえて「好き」という部分を先に持ってきて機能を考えた。暮らし方の優先順位を再構築することに振り切ったんです。

LIFELABEL 林

2000年代後半、amadanaの携帯電話が機能ではなくデザインという新しいものさしを家電の世界に持ち込んで話題になりましたよね。今回のamadana baseでやりたいのは、まさに同じこと。当時amadanaが携帯電話業界で起こした、ユーザーの感情を揺さぶった衝撃を、住宅業界でも再現したいんです。

独自の視点を持つ2人の対談。制約の外に立って住宅の世界を眺めたときに見えてきたのは、生活者の「好き」に寄り添う住宅を作ったらどうなるのかという視点でした。
果たしてデザインありきでつくられた住宅とはどういったものなのか……後編ではamadana baseのプロダクトにフォーカス。「感情に訴えかける」工夫や2人が思い描くamadana baseでの理想の暮らし方について見ていきます。

後編「“隙間”を“好き間”に。amadana baseとは」はこちらから

  • Photo/原田教正
  • Text/小林拓水
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