パイク|とある部屋で必死に体操する彼は一体!?
あの人が撮ったエンタメ
家を暮らしをもっと楽しんでほしいから、「HOUSE IS ENTERTAIMENT」をスローガンに、新たなクリエイターを応援するメディア『filmbum』が誕生! 様々なジャンルで活躍するクリエイターたちが、エンターテインメントな日常を映像化したら、どんな作品ができるのだろうか? 各監督に作品のコンセプトや家への想いを聞いてみた。連載のトリを飾るのは、アートディレクターのパイクさん。数々の有名ブランドの広告を手掛ける気鋭のクリエイターは、どんなホームストーリーを描いたのか。非現実的で独特すぎる作品の世界観をチラ見せします。
- filmbum
- 家を舞台に巻き起こる「HOME STORIES(ホームストーリーズ)」を集めた、みんなで撮ってみんなでつくる動画アルバムメディアです。名前の由来は"記録"するfilmと、"記憶"するalbum。Dolive の住宅を舞台に、様々なジャンルで活躍するクリエイターが制作したfilmbum ORIGINAL作品も掲載。
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「こころある体操」、流行ってくれないかな・・・
パイクさんが自由な発想で紡いだ『こころある体操』は、俳優・森岡龍さんを非現実的なストーリーの中に放り込み、最終的に「見たことがない体操」をさせるという、独特すぎるショートフィルムだ。何はともあれ、撮った張本人にストーリー発想のきっかけや作品の狙いを聞いてみた。
Q1. どのような経緯で、今回のプロジェクトに参加することになったのですか?
A1. 以前、LIFE LABELの「ZERO-CUBE」と「ZERO-CUBE MALIBU」という商品のC M監督をやらせていただいたのがきっかけですね。また、俳優の森岡龍くんとも長年の友人で、今回一緒にこのプロジェクトに参加することになりました。この作品は、よくある空間でのよくあるストーリーではなく、非現実的なストーリーの中に彼を放り込み、最終的には見たことがない体操をさせるのが着想ですかね。むりやり踊らせて申し訳なかったです。そこは嫌がらせですね、きっと(笑)。
Q2. この作品の企画は、どういうきっかけで生まれたのですか?
A2. 銭湯の湯船に浸かりながら、今回のストーリーラインをどうしようかと悩んでいました。しばらく経って半分寝ぼけていた時に、いきなり頭の中に「心がない!」って声が聞こえたのです。「心がないってどういうことよ?」と考えていると、おじいさんが湯船に入ってきて、何やら動き始めた。横目で見ると、ちょっとした背伸びをしながら、体を規則正しく動かしていましてね。そこで、心がない!という声→おじいさん→背伸び→体操の順で、話を無理やり繋げてみました。そして『こころある体操』という題名が決まりました。
Q3. 作品を撮り終えての感想は?
A3. 正直、発想の勢いだけで作ったのですが、振付のKOTARO IDEさんと音楽の川口大輔さんがノリノリで参加してくれて、自分の中ではとても楽しい思い出深い作品になりました。ハッシュタグ「#こころある体操」で、日本のエンターテインメントがもっと面白く変わったらいいな、と今から一人でケタケタしています。
Q4. LIFE LABELが伝えたいメッセージは「HOUSE IS ENTERTAINMENT」。パイクさんは、この意味をどう捉えますか?
A4. 僕は常々、自分の人生がおかしいなと思っていまして。「なぜ、ここにこういうことが起こるのか?」と不思議で仕方ない(笑)。たとえば、家に合ってない家具を買って困ったり、せっかく育っていた植木がダニだらけで大騒ぎになったり、自動水洗トイレが壊れ、気付いたら1日中トイレに水が流れていたり、お魚を焼きながらソファで寝てしまい火災報知器が鳴ったり。一日中、何かが起こりますね。ですからそういう意味では、僕にとって家は “ヒューマン・エンターテインメント” ですかね。
感性際立つ新進気鋭のクリエイター・パイクさんが手掛けたオリジナルショートフィルム「こころある体操」。自由な表現で魅せる唯一無二の世界をご覧あれ!
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