植物を育てる・愛でる、新生活。|ONE DAY at HOME #07
穏やかな日差しが気持ちいい春。心機一転、植物を育てる暮らしを始めるのには絶好のタイミングだ。家の一角をグリーンで彩れば、開放感あふれる日常はすぐそこ。自宅で取り入れてみたい、植物ラバーたちが実践するアイデアをご紹介。
廃棄植物で作る、エキゾチックな空間。
木村朱里さんが暮らす家には、リビングからキッチンまでいたるところに植物が。とくに目を引くのは、植物園のように大小種類さまざまな植物が飾られたダイニングの一角。タイル張りの壁は霧吹きで水をやることを想定したアイデアだそう。
一風変わった鉢物は、廃棄された胡蝶蘭をオブジェに着生させたもの。「入れ物に沿って這うように伸びる根っこが魅力的なんですよね」と、木村さんは話す。一部の壁をグリーンのタイルにしたキッチンも、部屋に点在する植物と見事にマッチしている。
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- 【吹き抜けリビングと子ども部屋。ゆるくつなげて、心地よく。】
- https://lifelabel.jp/magazines/650
大きな窓がつなぐ植物との暮らし。
アメリカンカルチャーへの憧れが反映されているという、谷和レオさんの自宅。木の温かみを感じるインテリアとグリーンが調和したリラックスできる空間だ。そして何よりも、リビングの大きな窓が開放感たっぷり。ベランダに配置された多種多様な観葉植物を、部屋でくつろぎながら一望できる。
大物の植物たちを思いっきり楽しめるのも広々としたベランダの醍醐味。さらには焚き火台テーブル&チェア、お手製のサウナ小屋、水風呂まで。植物で満たすだけではく、友人たちとの憩いの場としても使えるように仕上げている。
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- 【リビングとベランダを繋ぐ、シームレスな暮らし方。】
- https://lifelabel.jp/magazines/560
ウッドデッキで植物とDIYを楽しむ。
倉庫のような大空間のインダストリアルデザインで、リビングに続くウッドデッキが魅力のZERO-CUBE WAREHOUSE(ゼロキューブ ウェアハウス)。窓を全開にすれば、心地いい風が吹き抜ける屋外リビングに変身。そんな住宅でスタイリスト・石田 有佑さんが実践するのは、誰でも簡単に真似できるグリーンディスプレイのアイデアだ。
鉢の周りをスノコで囲んだだけの即席プランツテーブル。天板は被せるだけにして、水やりのしやすさも確保している。さらに味気ないプラスチックの鉢植えは、ナイロン製バッグに入れるだけで格段とおしゃれな雰囲気に。持ち運びがしやすくなるという利点もうれしい。
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- 【ウッドデッキが憩いの場になる、グリーンディスプレイ術。】
- https://lifelabel.jp/magazines/403/
生き生きとした植物たちは、日々の暮らしに癒やしと活力をもたらしてくれる存在。管理の手間やスペースの問題ばかりにとらわれず、自宅に合った育て方・愛で方を見つけて、この春から“植物のある暮らし”を始めてみたい。
- Photo/Dai Yamamoto、Kiharu Karube、Hisanori Suzuki
- Design/Kentaro Inoue(CIRCLEGRAPH)
- Text/Kaede Okuzumi
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ライフレーベル「私たちに
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言わずに 聞いてください…あきらめて
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